2015年12月7日月曜日

第429話 サムアップ Di Roma その3 安全度

よく耳にする言葉のひとつに日本人旅行者から「安全ですか?」と聞かれて、返事に窮することがしばしばあります。

ローマは、安全であるかどうかはさて置き、安全とは?どういう状態をさすのでしょうか?中々難しい問題を孕んでおります。昨今は、世界的に「安全」に暮らすことに、当然ですが多くの関心が寄せられています。

概ね訊ねる方は、それほど深い意味を聞いているのではなくて、単に
安心を確認してから旅行をしたい、とお考えなのかも知れませんですネ。


もしくは、団体ツアーですと国内から添乗してくるツアー専門家<添乗員>から、耳にタコが出来るほど、バス・電車・地下鉄、歩行時、ひとの集まるところ、等々ではパスポート・財布を十分気を付けて、と注意が在るそうですから、私のように長く住んでいる同朋から現場の声を聞いてみたい、ということかも知れません。

実際の話しですが、<スリ,置き引き、など>の被害に遭った日本人の方のケア<大使館連絡、警察署案内、カード会社連絡、等々>のお手伝いを会社の方針として、出来る限りのことをお手伝いしています。

被害に遭った方々から直接に何処で被害にでくわしましたかと、最後に伺いますと、殆どの方が地下鉄(メトロ)と市営路線バスであり、タイミングとしては、乗車・下車の瞬間にトラブルに遭った、と証言されています。

従いまして、この対策としては、メトロ・バスには乗らない、という方針が
大切です。または、乗っても貴重品は持たないこと、などの事前準備が
問われます。

以前にもブログに書いておりますが、現金は少なめに、クレジットカードは2枚<1枚はVISAもしくMASTERカード>位は、お持ちになった方がベターです。尚、トラベラーズ・チェックは安全度は高いのですが、殆どのお店などで、受領しないようですから、ご注意を。

路上散歩中に時々、声<英語、日本語使用>を掛けてくる外国人?
が出てきます。相手にせずに耳を傾けないことです。言葉巧みに悪さをする人達ですから。

私も夜間に何度も出くわしては、困ったものかな!と思っています。
さて、いろいろなケースを挙げて防止法を書く事も出来ません。

個人旅行が増加傾向<もう20年以上前からですが>に在るようですが、
ローマのみならず、安全対策は所詮、自己責任と割り切って、事前の準備<パスポートは、身肌外せず!>が、最も肝要である、と言うことに尽きます。


          安全は 自分が作る 気概もて
                           元鷹
 

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