2012年7月28日土曜日

パラティーノのおかをのぼる

ローマのけんこくでんせつによれば、ロムルスとレムスきょうだいが、ローマの”そ”といわれています。そのきょうだいは、パラティーノのおかにあったほらあなのなかで、おおかみのちちをのんでおおきくそだった、といういいつたえになっています。

あつさにめげずに、きょうはローマの7つのおかのひとつである”パラティーノのおか”をのぼってきました。ばしょは、コロッセオから5ふんとかからないところに、いりぐちがあります。
にゅうじょうりょうは、12ユーロと、すこしたかめでしたが、それでも”パラティーノのおか”と”フォロ・
ロマーノ”、そしてコロッセオ”がセットでみられますので、じかんがゆるせば、おとくなりょうきんせってい、といえます。

じっさいにおかをあるいて、かずおおくのいせきをたのしみました。そうぞういじょうに、まぐちもおくゆきもあって、おおよそ2じかんはかかりましたでしょうか。それでも、”パラティーノのおか”のいせきをぜんぶみることができなかったほど、みどころがたくさんあるかんこうスポットでした。

そして、このあとつづいて、”フォロ・ロマーノ”、”コロッセオ”と、いちかんこうきゃくとなりすまして、
せっせとあるきまわりました。


いりぐちから5ふんくらいあるくと”きゅうでん”あとと
おもわれますいせきが、めのまえにあらわれます。



                ”スタディオ”とよばれるこうていのきゅうでんのていえんの
                いちぶです。はんえんけいのなかは、むらさきいろのはなで、
                まんかいでした。

                パラティーノ ローマのはじまり やっとたつ    げんよう

                 


2012年7月21日土曜日

トラヤヌスいちば

いぜんから、ぜひいってみたいかんこうちであった”トラヤヌスいちば”へでかけてきました。
ナツォナーレどおりをくだって、おおきなカーヴをこえたところにいりぐちがあります。ひかくてき
じみめな”いりぐち”なので、とおりすぎないようにちゅういがひつようです。

にゅうじょうりょうきんは、10ユーロでしたが、またとないたいけんができましたから、”なっとく”と
おもえるほどでした。なぜなら、これまであしをふみいれていなかった”いせき”のすばらしさに、
”め”も”こころ”もおどろくほどでしたから。

”トラヤヌスいちば”は、2せいきころのいせきですが、そのデザインは、げんだいでもじゅうぶんに
めあたらしさをはっしんしているかのようです。

さて、ずっとなかほどにはってみておどろきました。そこからのフォロ・ロマーノのながめは”えはがき”のようでした。ムッソリーニが、1930ねんだいにつくったといわれる”おおどうり”≪しょこうていフォリどおり≫のコロッセオにむかうひだりがわのフォロやマルカートは、じかんをかけてけんがくできたのは、こんかいがはじめてでした。

こだいのいせきとむかいあっていると、じかんをわすれ、まるで”じぶんじしん”が、なにものであるのかさえも、びしょうなことにすぎなようなおもいにかられてしまうからふしぎです。


                ”トラヤヌスいちば”は、はんえんけいをしています。
                1900ねんいじょうもまえにつくられたいちばには
                みえないほどざんしんなデザインです。

                ふくかぜや いせきのあるを たたずみて      げんよう

2012年7月18日水曜日

かいじんグラウコスのふんすい

まいにちのきおんが35どをこすようなローマに、「ふんすい」ほどふさわしいけんぞうぶつは、ありません。さくねんにもしょうかいしましたが、”きょうわこくひろば”〔エゼドラひろば、ともいいます〕にあるふんすいは、なげめているだけでりょうをよびます。

そのちゅうおうにたつのが、”かいじんグラウコス≪GLAUCUS≫”のブロンズぞうです。
1911ねんにせっちされました。5メートルのおおきなりつぞうで、イルカをりょううでで
だきかかえています。
そのイルカのくちから、いきおいよくみずがしぶきとなっておおぞらにまいあがるのです。

せんじつのあついごごのひるさがりには、ほうぶつせんをつくるふんすいのすぐそばにできた
なないろのニジをみることができました。

ローマのなつには、まちなかにある”ふんすい”こそわたしたちのこころをいやしてくれものは
ありません。


                ”かいじんグラウコス”が、かかえるイルカのくちから、
                いきおいよく、てんにむかってみずしびきがとびちります。

                ニジは、ざんねんながら、うつっていませんでした!


                グラウコス のどもきもちも ときはなつ       げんよう 

                ※さんこうぼんのごあんない
                  「ローマの泉の物語」竹山博英著集英社新書0255D

2012年7月14日土曜日

ローマのラ・リナシェンテ百貨店

ローマでは、7がつ7か〔どようび〕から、サルディ〔バーゲンセール〕がいっせいにスタートしました。
そんななか、きょうはピアツァ・フィウメにありますイタリアのデパート”ラ・リナシェンテ”へでかけました。めあては、スーツやシャツなどでしたが、セールスタートからちょうど1しゅうかんでしたからでしょうか、セールひんはだいぶしなうすじょうたいになっていました。

ローマのラ・リナシェンテは、コンパクトなデパートですが、わたしのすきなおみせのひとつです。
ただし、ざんねんながらといいますか、いついってもはんばいいんはすくなくて、しかもぶあいそうです。そのほうが、きがねなくじゆうにみてまわれるという、きゃくがわからはストレスがなくてよいめんもあるわけですが・・・のんびりときままにたのしめるデパートではあります。

さて、ラ・リナシェンテのそうぎょうは、1865ねんとのことです。ネーミングは、とうしょには「ボッコーニきょうだいのみせ」だったそうです。そのご20せいきになって、「アッレ・チッタ・ディタリア」とかわり、1921ねん4がつ21にちに、詩人ガブリエーレ・ダヌンッオによって、「ラ・リナシェンテ」となづけられたものです。

1852ねん、パリにうまれたせかいさいしょのデパートは、ル・ボン・マルシェですが、その13ねんごには、ミラノにイタリアさいしょのデパートがうまれたのです。

ちなみににほんでは、みつこしごふくてんが、1904ねんに”デパートメントストアせんげん”をしました。ときのだいひょうしゃだった”ひびおうすけ”は、ヨーロッパのデパートをしさつしました。

そして、ロンドンのひゃっかてん「ハロッズ」のウッドマンしはいにんから、おおくをまなび、またヒントをいただいて、そのごにきんだいてきなひゃっかてんをかんせいさせました。〔1914ねん〕



               7がつ13にち ごご1じごろ さつえい
               ラ・リナシェンテひゃっかてんのしょうめんです。

                 
               しょうめんいりぐちからはいりますとせかいのブランドひんが
               おきゃくさまをむかえます。


               かいもせず リナシェンテ すぐサルディ     げんよう

2012年7月11日水曜日

Estate Giapponese 2012

"Estate Giapponese 2012" 「にほんのなつ」となづけられたおまつりにいってきました。
ばしょは、ISOLA TIBERINA です。テルミニえきから、プルマン〔バス〕にのって
でかけました。

かいじょうでは、けんどう、いあいどうのデモンストレーションなどが、かいさいされて
いました。わたしのめあては、にほんでたいへんゆうめいなBきゅうグルメのだいひょう
”ふじのみや やきそば”と”さけ”のしいんかいでした。なつかしいニホンのあじを
たのしむことができました。

ところで、ここティベリーナとう〔しま〕に、はじめてわたったことになります。
でんせつによりますと、このしまのゆらいは、きげんぜん6せいきにタルクイニウス・
スペルブスおうがローマからついほうされたあと、しみんがカンポ・マルツィオのムギ
をかわになげこみ、かたまってできたのがテヴェレかわの ティベリーナとうであると
つたえられています。



               しまのなかにたつ”S/バルトロメオきょうかい”です。
               うしろには、ロマネスクのしょうとうがみえます。


               しまのすぐそばに”ロットきょう〔はし〕”〔おちたはしのいみ〕
               が、あります。16せいきにこわれたまま、いちぶぶんだけ
               のこっています。


               ヘップバーン ティベレのまつり アンおうじょ    げんよう

               ※ 1953ねん えいが「ローマのきゅうじつ」のラスト・シーン
                  も、ティベレかわがぶたいにつかわれていました。
               

2012年7月10日火曜日

つきとねる

ローマたいざいは、きょうから2ねんめにはいりました。きょねんのきょう7がつ10かに、かぞくと
Mさんふさいのおみおくりをうけて、AZ785びんにのりこみました。つきひのたつのは、はやく、
ゆめのじつげんは、なんともじかんがかかるものかなと、てんをあおぎます。

さて、7がつ6かには、ひっこしをけっこうしました。
テルミニえきからちかく、たいへんべんりなところです。とおりひとつおとなりでは、あさいちがたちます。きんじょには、バールもレストランもあって、たのしみなところといえます。

いちばんうれしいのは、ちょうどベットによこたわったころ、まどからおつきさまがはいってくることです。まんげつのつきをなげめていると、ふしぎとほほがゆるみます。

いっさのはいくでしたでしょうか? ”まんげつを とってくれろと なくこかな” といういっくをおもいだしました。あー、なんてしあわせなんだ、つきとねるなんて、とロマンチックななつのよるをたのしんでいます。


               よこたわたったままで、おつきさまをとりました。
               テルミニえきのじょうくうにまんげつです。

               てんくうに まんげつあそべ われはとこ    げんよう 

               〔ひらがな・カタカナひょうじについて〕

               ローマのともだちからから、かんじはむずかしいので
               ひらがな・カタカナで、よんでみたい、というようぼうが
               ありました。いしょうけんめいにニホンゴをまなんでいる
               ローマのなかまたちにもよんでもらえたら、とさっそく
               スタートしました。    

               にほんのどくしゃのみなさまには、しょうしょうごふべんを
               おかけします。おそれいりますが、ごきょうりょくのほど
               よろしくねがいます。