2011年12月28日水曜日

続・プレゼピオ

先日25日には、タイトルにあるようにサン・ピエトロ大寺院広場を訪ねて、”プレゼピオ”〔キリスト降誕の場面を表現した模型:イタリアでは多くの教会や家庭で飾り付けをします〕をご紹介しました。

さて、続編としまして、27日には今一度同所を訪ねて、キリストが25日未明に降誕しているシーンのプレゼピオを実際に見て参りました。(前回の写真と見比べてみて下さい)

ところで、2回にわたってサン・ピエトロ大広場に展開されています”プレゼピオ”を取り上げましたが、
不遠慮を恥じることなく申し上げますと、プレゼピオを作った理由はいくつもあるものと想像できます。
その歴史的な背景を調べるには、今少し日時を要しそうですが、イタリアならではの宗教的文化行事であることは、間違いなさそうです。

”プレゼピオ”にご関心をお持ちの方に、見逃せないスポットをご紹介します。
それはバチカン市国にほぼ近い所に在ります「Presepe dei Netturbini」 (via dei Cavalleggeri,5 Roma)です。それはそれは素晴らしい展示場です。嬉しいことには、入場無料でしかも年間開催と言うオマケ付きです。      http://www.amaroma.it/  ご参照ください。それでは、この辺で続編終了です。


               
                プレゼピオのキリスト降誕のシーンです。

                プレゼピオ 誰しも博士 クリスマス        元鷹

2011年12月27日火曜日

支倉常長像を探して「チビタベッキア」を訪ねました!

間もなくクリスマス《NATALE》休暇も終わろうとしています。休暇中は、家族と親戚の人らと
食事会を開いて,久振りに楽しいひと時を過ごすのが、イタリア式のクリスマス休暇の定番のようです。

さて、この機会にと以前から、一度は行ってみたいと念じていた”チビタベッキア”港をのんびりと電車で
訪ねてみました。と言いますのも、そこには仙台藩が派遣した使節団の団長:支倉六右衛門常長の銅像が建っているということを知り、異国の地で苦労をしたであろう支倉常長に逢いたい、という強い気持ちがあったからです。

ローマ・テルミニ駅から、普通電車に乗って、およそ80分くらいで(北西に向かって100kmほどでしょうか)チビタベッキア駅に到着します。駅に止まっていたタクシーに頼んで”支倉像”を目指しました。

想像していたほど大きくはありませんでしたが、それでも日本のサムライを表現した堂々としたブロンズ
立像でした。以来400年近くが過ぎて、同じ日本人として生きる自分のミッションの在り方を支倉像から、何か”インスピレーション”を貰った気がしました。持参した新潟の酒”菊水”で、銅像に向かって乾杯をしてから、ローマに帰りました。


                    1615年10月18日 ローマの海の玄関である
                    チビタベッキア港に錨を下しました。
                    

                    
              
               日本《月の浦》からローマへ至る船旅〔チャート〕を開設した
               石板案内が、像の右側にありました。

               月の浦 出でてみれば 海の果て 日本の想い パウロⅤ世へ

                                                  元鷹

2011年12月25日日曜日

バチカン市国から”メリー・クリスマス!”

メリー・クリスマス! たった今、バチカン市国から戻ったところです。
24日夜遅く小雨降る中を、多くの人たちが、サン・ピエトロ大寺院前に
集まって,大広場に用意された特設の大スクリーンに写った法王による
恒例の”クリスマス・ミサ”の生放送を見つめていました。

毎年、実物大〔以上かも知れません?〕の”プレゼピオ”〔キリスト降誕の
シーンを人形で表現した模型〕は、大変大掛りなしろもので、わざわざこれだけでも
バチカン市国へ見に行く価値はあります。本当に久し振りに〔およそ15年位〕
”プレゼピオ”を眺めましたが、今年も素晴らしいステージ設定で、リアル感いっぱいで
夢が広がるようです。

掲載の写真は昨夜24日の23時15分頃の撮影でしたので、まだキリストの姿は、
置かれた籠のなかにみることができませんでした。
さて、既にイタリアも25日《日》になりましたので、無事に降誕されたものと思われます。

                BUON NATALE !!


                サン・ピエトロ大寺院大広場につくられた”presepio/プレゼピオ”
                12月24日から、御公現《1月6日》の祝日の翌日まで飾られます。


                中央左のオベリスクに並んで巨大なXmasツリーが輝いています。
                そして、写真中央やや明るく光っているところが、”プリゼピオ”全景。

                プリゼピオ 25日待つ 人の声           元鷹

2011年12月18日日曜日

夜空に輝く ”光のベール”

昨夜は、コーラス大好きな友人から誘いを受けて、会場となるサン・シルベストロに近い教会”サンタ・マリア・イン・ヴィア”を訪ねました。探し歩いて、やっと開演直前に辿りつきました。

ローマ市には、教会の数は300とも500とも言われます。会場になった教会は、「サンタ・マリア」から始まる名前ですが、調べてみますと「サンタ・マリア」と名前の付いた教会だけでも200前後にのぼります。雪の伝説の”サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂”〔4大教会の1つ〕は、一番馴染があります。

さて、肝心のコンサートはラテン語での宗教曲ばかりでしたから、チンプンカンプンでしたが、”ハレルヤ”だけが、馴染の1曲でした。俗世間を一切忘れさせるような素晴らしいハーモニーに感動しました。

出演した友人らとバールで、演奏会の話を楽しんだ後に、前回も紹介しました「VIA DEL CORSO」に出てみれば、驚きの”夜空のベール”を目のあたりにしました。まるで天空から天の川が、舞い降りてきたかのように”光の雲”が、波を打ったように続きます。

2011年は、イタリア統合150周年にあたる記念の年です。トリコローレ(3色)のイタリアン・カラーを
”光のベール”にしたデザインは、さすがイタリア人の発想とカラーの魔術には、頭の下がる思いです。


ポポロ広場からヴェネツィア広場へ”光のベール”が架けられました

              
                上の写真と反対側〔ヴェネツィア広場に立って〕から、パチリ!
                師走の寒さも吹っ飛びました!!

                 三色の 光のベール どこまでも      元鷹

2011年12月15日木曜日

Via del Corso からBuon Natale!

ローマには、遺跡が多過ぎて目が眩みそうですが、観光ブックを持たずに気楽にブラブラするだけでも
十二分に楽しめる街並みや通りがあります。ついつい足の向く通りのひとつに”Via del Corso”が挙げられます。

たっぷりした道幅は、気持ちが良いです。両脇には、最新のファッション・ブティックが軒を並べます。ローマっ子も旅行者も、先を急ぐでもなしウインドー・ショッピングを楽しんでいる風景に出会います。ポポロ広場を背にして、歩きだしてすぐに愉快な”飾り付け”を発見しました。
”BABBO NATALE”〔バッボ・ナタ-レ〕が、早々と通りゆく人たちへ挨拶をしてくれていました。なんともはや心温まる飾り付けなのでしょう。人への思いやりを感じられるVia del Corsoは、一服の安らぎを与えてくれる通りでもあるようです。

18世紀には、この通りに文豪ゲーテが、逗留した舘があったそうです。ガイドブックには、”CASA DI GOETHE”が、この通りにあると紹介されているのですが、今回も見つけられずに帰って来てしまいました。’95年10月6日には訪問したとメモには書いてあったのですが、次回の楽しみと言うことに。



               VIA DEL CORSO 3XX番地の2階から、”BUON NATALE”
               メリー・クリスマス!と挨拶しているサンタの飾り付け

               数あれど コルソいちばん 癒しVIA     元鷹

2011年12月12日月曜日

テルミニ駅のお洒落な”クリスマス・ツリー”

あれよあれよ、と言う間に今年も師走に入り、早11日です。ローマに居りましても、日本人の好きな
”赤穂浪士討ち入り”の江戸元禄15年の四十七士の話しを想い出すのは、なぜか不思議です。

さて、このクリスマス・ムードで溢れたローマ市内の師走の様子をどのように、ご紹介したものか、ここ
数日の間、悩んでおりましたところ、先日たまたま通りがかりのローマの終着駅テルミニにて、”なんだこれは?”と言うXmasツリーを見つけました。今夜は、我が相棒”オリンパス一眼レフ”を抱えて、チンクエチェント(五百人)広場を跨いで、テルミニ駅へ駆け付けました。

写真をご覧ください!およそ10Mはあろうと言うBIGなツリーです。
通常ですと、これに奇麗に飾り付けをするところですが、ここはイタリア人、ローマ人です。少し、頭をひねったのでしょうね。ご承知のように、イタリアの玄関口のテルミニです。世界中の旅人が、通過します。日本の七夕祭りの願い事宜しく、多くの旅行者が希望をメモにして、ツリーにぶら下げています。

私は、今夜で2度のツリー拝見ですが、今夜初めて日本人の願い事を1件だけ、見つけました。
「また、再びROMAに来られますように!」きっと、この日本人は、”トレビの泉”でも肩越しにコインを
投げ入れたに違いありません。

                  
                    ローマ・テルミニ終着駅前に設置された大きなXmasツリーです。
                    旅行者によって、思い思いのメッセージが、大小の紙に書かれて
                    枝先に挟まれています。ぐるっと一周して、やっと日本語でのメッ
                    セージを見つけました。

                             

                12月11日(日)22:00頃撮影
                数え切れないほどの願いごとが、ツリーに張られています。
                旅行者は、おもしそうにそのメモを見ながら時間を潰しています。


                人は皆 希望求めて クリスマス       元鷹

2011年12月7日水曜日

エッ!ローマにも、と驚きました!

ローマに来て、前回(13年以上前になりますが)と大分違ってきたなあ、と感じることが、幾つもあります。そのひとつは、日本の食べ物《すし》が、あちこちで目立っていることです。寿司レストラン、バーの登場です。また、一部のスーパーには、巻き寿司や豆腐がパックに入って販売されている次第です。

また、食べ物以外では、KITTY(ちゃん)グッズの氾濫です。キッティーちゃんは、イタリア人にも人気度が高い様子で、商店街を歩きますと専門ショップを見ることが出来るほど浸透しています。

さて、先日郊外の街並みを散歩しておりましたら、面白い字句の入った店頭看板を見つけました。
”OTAKU”とは、日本語の「オタク」のことでしたが、聞いてみればイタリア人で日本のことが大好きな
人が、名つけたとのことです。(※添付写真ご参照ください。)

逆に残念ながら、トーンが低くなったと感じるものは、日本語学習熱でしょうか?
ローマには、世界から観光客が訪れますが、目立つのは中国、台湾からのグループ旅行者です。
まるで、昭和40年、50年代の日本がそうであったように今、ローマの観光地には、多くの中国人の
元気な声が、響き渡っています。

また、驚くことにはイタリア人の間でも中国語学習への関心度は高まっている様子です。余計なことですが、イタリアでも、英語が今少し使えるようになると嬉しいのですが。


2段目に{OTAKU}と書かれています。
P/C関連、DVD等を扱っているお店です。

オタク説く 我に気がつき 恥ずかしさ    元鷹






2011年12月6日火曜日

リッカルド・ムーティの”MACBETH”に感動しました。

久し振りの”TEATRO DELL’OPERA DI ROMA”《ローマ劇場》へのご案内です。
のっけから恐縮ですが、さすが世界のマエストロ”RICCARDO MUTI”でした。

満席のローマ劇場は、開演前からソワソワしているような空気が、劇場内を流れていました。
開幕は、18:00ですが、5分遅れのスタート。会場が、徐々に暗くなって、R/ムーティの
登場となるや否やブラヴォー・コールが湧きおこります。なんじゃ、これは!と彼のローマでの
人気度を知らない私は、一瞬驚きました。

ブラヴォーは、終演後に聞くものだと思っていましたから。
R/ムーティの実力度、人気度が推し量れます。兎に角、「待っていました!大統領!!」と
言う日本の昔の舞台への熱いエールを送ることに例えられます。

確かに、先ずカッコイイ容姿が光ります。渋い表情に集中力が伺えます。一挙手一動に《静・動》
の美が、映し出される気配がします。

ところで、肝心の”MACBETH”は?
主役のマクベス役のDARIO SOLARI,そしてマクベス夫人役のTATIANA SERJAN とも
ただただ素晴らしい歌声でした。オペラを知らない私が、コメント出来るような舞台演出では有りません。只管感動感激の舞台でした。
こればかりは、実際に観劇して戴いて感激をして戴くほかはございません。

イタリア・ツアーを計画中の方が、いらっしゃったら、ぜひミラノ、フィレンツエ、ローマ、ナポリ等での
スケジュールに、”オペラ”観劇をご一考されますようにお勧め申し上げます。


               このポスターは、ローマ劇場でのマクベス公演をPRするもので
               ローマ市内を走るメトロのプラットホームに張られていたものを
               撮影しました。12月3日 於:メトロA線 GIULIO SGRICOLA駅にて。

               ”MACBETH”や リッカルドの指揮 一点に    元鷹

2011年12月4日日曜日

ローマの水道橋

今日は、12月3日(土)でした。早いものですね。今年も1カ月を余すのみとなりました。
以前から、行ってみたいと念じていた”PARCO DEGLI ACQUE DOTTI”(パルコ・デリ・アックエ
ドッチ)《古代・中世の水道橋のある公園のこと》を訪ねて参りました。

行き方は、メトロA線に乗って(テルミニ駅から20分位でしょうか)、GIULIO AGRICOLA駅にて下車します。そして、VIALE・GILIO・AGRICOLAを歩きます。およそ5分位で、大きな教会に到着します。
教会の両そでから、廻って行くと野原というか、グラウンドのような公園が広がっています。

もう、水道橋は目前です。あるものは数百年前に作られたもの、そして2000年も前に作られた水道橋
の姿が、目の前に建っているという遺跡の凄さに、ため息が毀れるばかりです。
水道橋の近くでは、ボール遊びを楽しむ若人たちや、ジョッギングに汗を流す人もいます。

古代・中世、そして現代が、ひとつに溶け込んでいる風景を目のあたりにして、否が応でも歴史と言う
空間・時間が存在していたことに目をぬぐわざるを得ません。

水道橋に沿って、暫く歩いているうちに小雨がポツポツと落ちてきました。それで、気がついたのでした。もと来た道に戻らなければと。何処までも続く水道橋に誘われてしまったかのようにただただ歩いていたのでした。ローマのまた違った一面を肌で感じることができた”アックエ・ドッチ”でした。

          
                法王CALLISTOⅡが作ったといわれる”マッラーナ・デラックア・マリアー   
                ナ”水道橋《1122年》

                
                立入禁止のエリアでもあり、誰が何時作ったかなどの薀蓄が掴めません。
                AQCUEDOTTI・CLAUDIO、もしくは法王SISTOⅤ世の作った水道橋
                の一部分です。

                
                ポニーの親子が、水道橋の近くに繋がれていました。
                子供たちを乗せて楽しませてくれるのでしょう。

                いたずらに 水道橋に 想い馳せ         元鷹

2011年11月30日水曜日

噴水の広場 ”ピアッツア ディ クイリティ”

寒空の中、メトロA線にある「LEPANTO」駅を下車して散歩しました。地下鉄は、フラミニオ駅と
このレパント駅の中間あたりで地上に顔を出します。テベレ川の川面を眺める間もなく右岸へ渡る
のですが、滅多に下車することがない「レパント」駅に、ヒョット!下りてみました。

まだ、午前10時前という時間帯の為か、地下鉄を上ったところの大通り”ジュリオ・チェザーレ”は
先を急ぐ人達で混みあっていました。気の向くまま”エイ!儘(まま)よ”と横道に入ると、すぐに大きな
噴水が眼に飛び込んできました。「PIAZZA DEI QUIRITI」(デイ・クイリティ広場)です。

水盤もエライ大きさですが、水盤が2重になっている中々重厚で味のある噴水を見つけました。
これまでに目を通した本には紹介されていなかった噴水ですので、これ以上の情報をお伝え出来ません。写真では、確認できないかもしれませんが、噴水トップには、豊饒のしるし・松かさ〔PIGNA〕が、乗っていました。

大きさもカタチも大変気に入りました。とくとご覧あれ!と気合いの入ったスナップ写真です。


                PIAZZA DEI QUIRITI の中央に存在感のある噴水を見つけました。

               
                     4人の裸婦像が座して上層の水盤を支え片足を立てています。
                     東洋の仏像にも似たものが在るようなモチーフと顔立ちです。

                     晩秋に 広場の泉 ちから在り        元鷹

2011年11月24日木曜日

ローマに”青海波”文様あり?!

今日は、少し面白いデザインをご覧戴きたいと思います。
日本では、普段にここかしこで見られる日本古来(何時から?)の”青海波”(せいがいは)文様です。

この”青海波”は、日本のみならず、ここROMAでも散見できるデザインであることに気づきました。実際には、まだ2か所での場所(VIA TORINO と PALAZZO DEI CONGRESSI)を発見したのみですが・・・そこでは、「石畳」のデザインとして使われています。

ネットから調べますと日本では、江戸中期から使われている伝統的文様の”波”をカタチとった文様であり、ペルシャ・ササン朝(224~651)様式がその原点に在るとのことです。

とすれば、日本にはシルク・ロード経由にて、伝播されたと考えられますし、日本とは反対側にある古都ローマには、ペルシャに近い東ローマ帝国(395~1453)時代に、伝播されていたのではないでしょうか???日本の独自のデザインであると思っていた私自身の概念は覆された訳です。

さらに想像を広げますと日本、イタリアのみならず、世界諸国で”青海波”文様は、使われているのかも知れません。?さあ、今日からは上をばかり見ないで、石畳を見ながら、街並みを散歩しなくては。

                   
                EUR(エウル)にあるパラッオ・デイ・コングレッシの広場の
                ”青海波”デザインの石畳の一部です。

                青海波 シルクロードを 帆を上げて        元鷹

2011年11月21日月曜日

”第九”の季節になりました!?

前回、お洒落なカラスの話をご紹介しました。その烏のいたメトロB線EUR-FERMI駅から徒歩
15分位のところに、”BIALE  BEETHOVEN”と付いた案内版/INDEX(写真参照)を見つけました。

とりわけこのシーズンンになりますと、バリトン・ソロで始まる{O FREUNDE, NICHT DIESE TONE!}が
脳裏に浮かびます。昨日は、このINDEXを見上げて、懐かしく楽しい想い出が蘇りました。

さて、散歩を続けていましたら、今度もまたまた有名な作曲家の名を付けた通りに出逢いました。
”VIA LISZT”(リスト通り)でした。何と自由な何とエレガントな”通り名”でしょうか!
EUR地区(ローマ新都市)ならではの自在な発想が息づいた通り名をいくつも発見できました。



                見た瞬間にお世話になった”台東区民合唱団”の仲間と合唱した
                「台東第九」の想い出が溢れてきました!今年も頑張って!!

                ベートヴェン 不思議な出逢い ローマでも       元鷹

ローマのオシャレな烏(からす)

ローマに来てまだ1カ月が過ぎた頃でしたか、小さな公園で、”カラス”のような珍しい鳥を見つけて
以来、正確には何と言う名前の鳥なのかを知りたくて多くの人に訊ねてきました。

それから3カ月にして、その鳥に接近して撮影をすることに成功しました。しかも、鳴き声も聞くことが
出来ました。日本のカラスのような鳴きかたでは有りませんでした。ガア、ガア、とでも言いましょうか
やや低い音声でした。しかし、しっかりと複数回も聞くことが出来ましたので、ホットしました。

さて、ご紹介しますと鳥名は、「CORNACCHIA GRIGIA」(コルナッキア・グリジア)と呼びます。
特徴は、全体の感じはカラスのようですが、胸元、背中の一部がグレーです。大きさは、カラスより
ひと回り小さくて、余り鳴かないようです。しかし、電線・木枝などに長い時間、鳴かずにじっと止まる
こともあります。私は、初めて見つけたときに20分位は見続けていましたので確かです。

犬を連れて散歩していた65歳くらいのイタリア人男性に鳥の名前を訊ねてみると、「ハトだよ。」との
まるで当てずっぽうな答えでした。(ハトでないことは、明白なのにハトと言う答えにビックリ!)


                メトロ-B線 EUR-FERMI 駅 近くにて撮影 11月20日午前11時頃
                                              △写真を拡大して観て下さい。
                
                ピアチェ-レ お洒落カラス 名を名のれ       元鷹

2011年11月17日木曜日

真実の口


”ローマ観光ベスト10”というお勧めのスポットが存在すると今日ご紹介の
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の正面入り口ポーチ壁面に置かれた
”真実の口”(BOCCA DI VERITA)は、その何番目かに入選することは
堅いところではないでしょうか。私が、十数年ぶりにこの教会を訪ねたのは
まだ残暑が厳しい9月末日でしたが、世界から訪れた観光客がところ狭し
と列を作って、いや作らせられて楽しげにあこがれの真実の口との出逢い
を待っていました。勿論、私もその列の中に仲間入りでしたが、その数およ
そ60名くらいでした。さて、このヘンテコリン(?)な造形物の人気の理由
のひとつは、余りにも有名な映画「ローマの休日」の影響が挙げられます。

オードリー・ヘップバーンとグレコリーペックとの在り得ない、否、映画では
実際にとある王国の王女様と米国からローマに派遣された新聞記者との
ほのぼのとしたラブロマンスが、ローマの観光地を舞台に痛快にファンタ
ジックに繰り広げられたのです。そして、この”真実の口”での新聞記者役
ジョーとアン王女との名演技の成せる技とによって、観る者をまるでその
まわりに居合わせたかのような錯覚を呼び起こさせ、興奮させ、ホットさせ
たシーンが、このヘンテコリンなお顔を想い出させてくれるのであります。




9月27日夕方撮影しました。
近くで見ると不思議な感覚を呼び起こします。

食べ話し 真実の口 我持たん     元鷹


2011年11月7日月曜日

人生の”OASIS”を見てきました

イタリア・ローマに来て、気がついてみると4か月近くとなりました。大分仕事に、生活にも馴染んで
きたところです。数年前から、行ってみたいと憧れていた友人夫妻の経営するB&B”OASIS”を
やっとのことで訪問してきたレポートを御紹介します。

ローマ・テルミニ駅からICに乗れば、70分ほどで大聖堂で有名なオルヴィエートにつきます。
ここから車でおよそ50分の距離にある”Preceno”に夫妻のB&B”-OASIS”があります。

”OASIS”は、まさに”人生のオアシス”と言っても過言ではない見るものを限りなく至福の心地よさに
してくれる環境と私たちが普段の生活では味わうことのできない静謐な時間を用意してくれています。

それにも増して居心地を良くしてくれたのは、夫妻の自然を愛するパッションとゲストを飽きさせない
温かいおもてなしがあったからに違いありません。

夫妻の話しのよれば、丁度、山肌の木々の黄葉が始まったばかりとのことでしたが、見渡す限りの
丘陵は、休耕の畑に櫛が入ったように手入れされたアース色と木々のイエローでピクチャーレスクで
した。

B&B-OASISがある”Preceno”は、中世紀のPAESE(パエーゼ)のひとつであり、周囲には遺跡・
温泉などがあって、イタリアの味わいのある田舎暮らしが出来そうでした。また、多くのイタリア人が憧れるウンブリア州、トスカーナ州には、すぐに行ける境界線近くに位置していることも大きな魅力です。

1泊2日の”OASIS”体験でしたが、ネーミングの通り、人生の疲れを癒してくれる”オアシス”でした。

                   OASISの裏庭からの”トスカーナ方面の遠景”です
                OASISは、ラッツオ州プロチェーノ市に位置します


                         
                OASISの案内用カードです 所在地など情報が分かります
                http://www.oasisclactus.it/
                                                両脇の黄葉は、OASIS玄関前の落葉です
                手前左は、クルミの実 右側はドングリです どちらもOASIS敷地内
                にて拾ったものです

                人生に OASISありて この世かな           元鷹

2011年11月2日水曜日

”諸聖人の日” 深夜に打ち上げ花火

11月1日の昨日は、「諸聖人の祝日」でした。
この祝日をお祝いしてのイベントだったのか。全く関係のない行事によるものだったのか。
昨夜、23時40分ころに寒空高くに「花火」(fuoco artificiale)を見ました。

昨夜、帰りが遅くなって部屋に入るや否や、ベランダに通じるガラスドア側から、
”ドーン、ドーン”と深夜の静けさを打ち消すかのような爆音が聞こえたので、咄嗟に
カメラを抱えて、夜空の方向を定めました。

10月の花火とは、ほぼ反対方向になりますが、ローマ市北西に位置する
スタジオ・オリンピコ〔セリアAサッカーが開催される〕方面の夜空に数秒間隔で
花火が上っていました。

一体、”諸聖人の日”の深夜の打ち上げ花火は、どんな訳だったのか?
10月の花火同様にナゾであります。”諸聖人”もビックリだったのではないでしょうか。

                
                ローマ市北西方面に深夜の花火を見ました。
                写真中央の白く映っています。

                ローマでは Perche’(ペルケ)無くして 生きられず   元鷹

                (注)ペルケ(伊語)”どうして?”という意味です。
                   英語のWHYに類似します。

2011年10月30日日曜日

ASローマ VS ACミラン 

今日の午後に理容店のご主人から近くにスペースが広くて、スクリーンが大きい
”SCOMMESSE SPORTIVE”がある、と聞いて実際に行ってみました。

アパートからおよそ100メートル先に行ったところにあり人だかりがしていたので
すぐに分かりました。熱心なASローマファン(ここローマでは、多くの人が地元の
ASローマを応援しています)が、声を上げて”FORZA(フォルツァ)!”と掛け声を
出していました。

結果は、1点差でACミランに3:2で負けてしまいました。
ゲームオーバーになると、あの大きくて元気のあった声は、いつの間にか消えて
無くなり、試合の実況解説者の声だけが、誰も腰かけていないイスに向かって
流れていました。

                お店の看板書きの”scommesse”とは、賭けごとと言う意味です。

                負け試合 パルラーレまでも 元気なく     元鷹

                
                    

冬到来!”プンタレッレ”を食しました。

今日初めて近くのスーパーの野菜売り場にて、冬から春にだけ店先に顔を出す野菜
”プンタレッレ”を見つけました。すぐさま、程よい大きさのものを選んでカゴにそっと入れました。

売り場の係員が、「新鮮だよ!」とひとこと。以前にいつ頃出てくるかを聞いたことを覚えて
いてくれたので、わざわざ声を掛けてくれたのでしょう。この野菜の味の特徴は、苦みがあり、
しかし食べ慣れるとあとを引くことです。

今日の”プンタレッレ”のお値段は、390gで0.59ユーロ(およそ65円)でした。
さて、久し振りの”プンタレッレ”ですが、もっと美味しい食べ方を明日にでも詳しい人に聞いて
みなくては。

                
                プンタレッレ 冬のはじまり ローマから     元鷹

2011年10月24日月曜日

ローマの花火

アパートに帰宅しますと、遠くに爆音が聞こえました。どうしたものかとテラスに出ましたら、
何と”花火”が高々と打ち上っていました。時間は、およそですが20時30分頃でした。

方向から判断しますと、ローマ中心から東南のCIAMPINO(飛行場があります)当りでしょうか?
カメラを持ち出して、10回ほどシャッターを切ったら、あっと言う間に花火は終わっていました。

日本の花火のような華やかさはありませんでしたが、それでも寒空に花開いた一輪の花火に
感動してしまいました。ローマ郊外の花火打ち上げですが、何と無く興味をそそる出来事でした。

     
                ☆メトロA線Anagnina方面に、見える夜空の花火一輪です。
                  写真中央に星のように輝いて見えてます。テラスから撮影。

                  テラスから 南東に見ゆ 花火かな      鷹山

2011年10月23日日曜日

ポルチーニ茸入りカレーライスは如何ですか?

ローマの天候は冬型になったのでしょうか?20日早朝には、雷を伴ったどしゃぶりの雨にローマっ子もびっくりでした。地下鉄A線は止まったり、駅をジャンプしたりで混乱しました。翌日はまるで「’O SOLE MIO」の歌詞のように嵐の後の清々しい秋晴れとなって、昨日のことは全て忘れたかのように晴れ渡りました。これまた”マンマ・ミア”です。(前々回のブログをご参照下さい)

さて、今朝は乾燥フンギ・ポルチーニを使って、カレーライスを作ってみましたのでご紹介します。
材料:ポルチーニ茸〔乾燥〕適量、玉ねぎ1ケ、人参小サイズ半分、ニンニク1片、食油大サジ1杯、塩少々、肉は用いずに料理します。カレー・ルーは、本日はハウス・バーモント・カレー(マイルド)250gを半分使いました。ライスは、北イタリア産”お米さん”2合。韓国そうざい店、ローマ三越にて販売しています。

付き合せ:材料 大根/中型 産地不肖、作り方:分からないので、ブツ切りにして、ニンベンの「つゆの素」を使って、90分位煮込みました。大根の葉も美味しそうでしたので、良く水洗いの上、一緒に煮込んでみました。カレーの付き合せよりもお酒のつまみに似合う仕上がりでした。

                ☆初めて作りました!”ポルチーニ茸入り”カレーライスです。

  
                ピアット中央玉ねぎの下に見えますのが、フンギ・ポルチーニです。
                10pscくらい入れたのですが、写真ではほとんど見えません。残念!

                
                付き合せ:大根&葉入りローマ風煮込み

                ローマでは 野菜も米も おともだち        元鷹

               

2011年10月19日水曜日

焼き栗の季節

ローマの10月には、主な観光地の所々に”焼き栗”のスタンドが現れます。
今日は、リソルジメント広場《サンピエトロ寺院近く》VIA OTTAVIANOを歩いて
いた時に、”焼き栗”スタンドを見つけました。

とても親切なマホメットさんにお願いして写真を撮らせて戴きました。
マホメットさんは、年内は同じ場所で毎日販売しているとのことでした。

値段は、3ユーロから1ユーロ刻みであります。1粒当たり、およそ0.25ユーロですから
日本円で、27円ほどになりますでしょうか。栗の中程に切れ目が入っていて、指で押すと
簡単に食べられます。焼き立ては、香しくローマの秋をお腹に入れたようで至極ハッピーな
気持ちになりました。

ところで、興味津津にマホメットさんに、ご無理を言って見せて頂いた価格表には、
”MARRONI DI STAGIONE”(旬の焼き栗)と大きい字で書かれてありました。
成程「旬の焼き栗」とは、うまいネーミングをつけたものだなあ、と感心してしました。


”焼き栗”スタンド風景
(写真中央はサンピエトロ寺院のクーポラです)
  栗の一つひとつを丁寧な手つき 焼いていました。
”沢山販売して下さいね!”と言って別れました。

 焼き栗や ローマの街角 秋深し      元鷹 


                     

2011年10月17日月曜日

Mamma Mia !

初めて、”Mamma Mia !”(マンマー・ミアと発声します)と言う言葉に接した時は、どんな意味なのかも分からずに、ただ何となくですが、「なんてことだ、これは!?」、「驚いたよ、これには。」と言ったニュアンスが感じられて、ついついそのまま真似して”マンマー・ミア”を連発した楽しい経験があります。訳すれば、「私のお母さん」、「お母ちゃん、来て来て大変だ!」とでもなるのでしょうか。

先日、サンタマリアマッジョーレ教会から、歩いて10分位に位置します”テアトロ・ブランカッチョ”
にて公演が始まったばかりのミュージカル”Mamma Mia!”を観てきました。
(住所:via merulana,244)

歌、ダンス、衣裳どれをとっても素晴らしく、兎に角面白く、セリフ《イタリア語》が分からなくても、感動できた舞台でした。フィナーレでは、観客総立ち《ついでに私も》でステージと一緒に盛り上がって終了しました。やっぱり、”Mamma Mia!”でした。

         
                ローマでは あれもこれもよ マンマミア!    元鷹

2011年10月15日土曜日

つい唸ってしまう景色です。

13日(木)午後2時45分頃、サンタンジェロ城を前にして、この余りの”威容さ”に成す術を知りませんでした。

ものの本には、ローマ皇帝ハドリアヌスが自らの墓の為に、Ⅰ23年につくられて、カラカラ帝(217年)までのローマの皇帝たちの遺体が納められている、と書かれています。

この重量感、デザインの美、存在感、そして神々しさは、どこから来るのでしょうか?
そんな想いを浮かべながら、建物を見つめては、すぐ下のテベレ川に眼を移してしまいました。

                サンタンジェロ橋中程から正面を撮影しました。

                 
                サンタンジェロ橋に取り付けられた天使像です。
                R.ベルニーニの作品と言われています。
                
                  ローマには サンタンジェロ どんと立ち     元鷹
                

2011年10月14日金曜日

"爆弾の噴水"を見つけました !

今日は、サンタ・マリア・マッジョーレ教会を見学してからヴァチカン市国周辺を散歩しました。
丁度、サンタンジェロ城とヴァチカン市国の間に、VIA DI PORTA CASTELLO と言う通りが
あります。まったく偶然でしたが、この通りを歩いていましたら、デザインがユニークで面白い
”爆弾の噴水”を発見しました。下から2段目の真ん中が人間の顔になっています。噴水の幅は、
およそ3.5mほどかと思います。建築家ピエトロ・ロンバルディが、1920年代にローマ市内に
10の作品を残したそうですが。これはそのひとつです。(参考本:竹山博英著「ローマの泉の物語」)

         
  日本のお米の俵積みを彷彿させるような面白い噴水を見つけました!

  

  水を吐き出す人間の表情がユーモラスです。思わずニッコとしてしまいますネ。

       気がつけば 至る所に 驚愕が         元鷹                   

2011年10月9日日曜日

クィリナーレ宮殿と美術館巡り

ローマの秋空は、夏の群青から淡い水色に変わっています。
つい先日、知人からクィリナーレ宮殿に近いスクデリエ・デル・クィリナーレ(美術館)で
「フィリッピーノ・リッピとサンドロ・ボッチチェッリ」展が、開催(10/5~’12/01/15)
されていることを知らせられ、今日8日午後に出掛けてみました。

小高い丘にあるクィリナーレ宮殿は、15年ぶりの訪問です。
建物トップには、イタリアの3色(緑・白・赤)国旗が青空を額縁にして、大きく棚引いていました。

宮殿の広場には、オベリスク、大噴水、そして見事と言うほか言葉が見つからないような
裸の青年像と馬の彫刻が、聳えていました。ぐるっとひと回りして、反対側にある美術館
へ入りました。ゆっくりと鑑賞が終わって外に出て見れば(入口とは違う)、坂道に続き、そのまま
5分ほど歩いてみると、人混みの中へ自然と入ってしまいました。細い道を抜けるとなんと
”トレビの泉”が眼前に現れました。ローマは、「遺跡ばかり」と言うことを再度実感しました。

                (左上)会場入口にて頂いたリーフレット (中央)チケット半券
                (右)知人から頂いたパンフレット

                クィリナーレ 堂々ひらく 三色旗          元鷹                           

2011年10月5日水曜日

赤ちゃんが生まれました?!

今日は、近所のスパー・マーケットの途中にあるアパートの玄関先に、
可愛らしい”飾り付け”を発見しました。(別の通りで、もう1件)

ピンク色の大きなリボンの中央には、ブランケットに包れた小熊の赤ちゃん
のアップリケが付られています。女のお子さん誕生のお知らせのようです。

アルファベットの字が小さくて、はっきりと読むことは出来ませんでしたが、
赤ちゃんの名前が、手書きで書いてありました。

このアパートの住人は、新しい生命の誕生を祝福しながら、毎日玄関を出入り
しているのでしょうね。”BUON COMPLEANNO !” ブオン  コンプレアンノ !



        ピンクの可愛いリボンでした。中央にアップリケがついてます。



               別の通りに在るクリーニング屋さんの入口です。
               お祝いを述べて、謂れをお聞きしたかったのですが、お友達と
               得意の元気なパルラーレ(長話)で、入り込めませんでした。

                    ロマーナの 誕生祝い 活気づき         元鷹
               



2011年10月2日日曜日

テベレ川のカモメ 


ルンゴ・トラスベーレを自由気ままに散策した時、川面にカモメ達が群れを成して
ひと時のパウザ〔休息〕を楽しんでいる風景に目を奪われました。喧騒の市内に
ありながら、われ知らずとばかりに翼を休めるカモメの仲間たち。シャッター・
  チャンスを狙い、岸辺に陣取って、しばし息を潜める思いで静けさを満喫しました。


ルンゴ・テベレ テスタッチオの岸辺から撮影



                  
               

テベレ川 カモメの飛翔 息を飲み    元鷹




                    

2011年10月1日土曜日

オペラ・シーズン開幕です!ローマ劇場は”ELEKTRA”初日でした。

1時間前から、開演を待つ紳士淑女で「TEATRO DELL’OPERA DI ROMA」の 前庭は、賑わっていました。今秋の初演は、”ELEKTRA”です。私は、4階の桟敷席からの
観劇でした。高所恐怖症の私には、ドキドキハラハラでしたが、舞台美術の素晴らしさと、
主役ソプラノの迫力に引き込まれて、あっという間に一幕2時間が過ぎてしまいました。
幕が下りれば、”BRAVA!”、”BRAVI!”、”BRAVO!”と言った観客席からの大声援で、
無事に終演とあいなりました。明日からローマにオペラの話題が、賑やかになることでしょう。

               
               入場が始まった午後8時頃のローマ・オペラ劇場入り口付近です。
               8月30日 初演/”ELEKTRA”

               ヴィア・トリノ オペラ始まり 秋の色       元鷹      

2011年9月27日火曜日

おとぎの国お菓子屋さん

”CASTRONI”《カストローニ》という総合食料食材店のショーウインドーをご覧ください。
ツーリストならずとも足を止めてしまうほどに華やかで、美味しそうで、子供にかえった
かのようなシーン(錯覚)です。

場所は、前にもご紹介しました「VIA COLA DI RIENZO」(コーラ ディ リエンツォ通り)
にあります。おそらくですが、ローマ市内では最大の規模を誇る総合食材店《GASTRONOMIA》
ではないでしょうか?店内に入れば世界中からの食材が、所狭しとデスプレイされています。

ROMAにいらした際には、ヴァチカン市国近くのリソルジメント広場から、徒歩10分位の所です
から,永遠の都の遺跡見学の疲れを癒す”DOLCE”お買い求めになられては如何でしょうか?



                ☆クリックして拡大して見て下さい!

                 この店に アンデルセンを おもいだし      元鷹


2011年9月21日水曜日

テベレ川の水澄まし

今日は、ヴァチカン市国にほぼ近いコーラ・ディ・リエンツォ通りを抜けて、
ルンゴテベレをゆっくりと歩いてみました。

テベレ川に架かるマルゲリータ橋を右岸から左岸に向かうと、下方にボート小屋から
シングル・スカルを漕ぎだすシーンを発見しました。そして、続々と・・・ダブル・スカル
まで、練習に参加です。

初秋の透き通った川面にまるでアメンボのように漕手とスカルが、一体となって
テベレ川をスイスイと泳ぎまわるかのような美しいリズムのある動きでした。


                シングルスカル・・・一人乗り
          
                スイスイと 川面滑らす あめんぼう     元鷹

                ダブル・スカル 二人の息がぴったりでした。
                

2011年9月18日日曜日

長閑なローマの土曜日

アパートから2分位の距離に大きな公園があります。
市内マップを見れば、「ビッラ・ラッツァローニ」と印字されています。
歴史を感じさせる松の木々や、良く手入れされた草花が奇麗です。

週末には、近隣からの親子連れ、老夫婦、犬連れの若い夫婦、
手を引いて老婆を散歩に連れ出した若夫婦らの姿が目立ちます。

この公園の隅には、回転木馬もあって、お祖父さんやお祖母さんは
眼を丸くして、子供らの元気に遊ぶ様子を楽しんでいます。

ローマの雑踏の中にも、長閑な風景が潜んでいることを発見しました。

      
                ☆ 仔馬が曳く専用馬車・・・ その脇をついて歩く母の情


                
                大の字で 深呼吸して のどかなり     元鷹

2011年9月16日金曜日

この秋一番の出し物は・・・

オペラファン待望の季節となりました。
ここローマ市内地下鉄A線レップブリッカ(共和国)駅下車3分程の所に
ローマオペラ劇場があります。イタリア三大劇場のひとつです。

この秋最初のスペッタコーロ(出し物)は、”ELEKTRA”です。(内容は?)
昨日15日午後休憩時間に散歩がてらチケット売り場で、出し物の情報を聞いて
みることにしました。

さて、簡単なやり取りをしているうちに、イタリア語の未熟さから、いつの間にか
チケットを購入する羽目に、トホホホ・・・

持ち合わせの都合もあってGALLERIA(桟敷席)にしました。
1枚23€(およそ2500円)也。”こりぃあ、秋から演技が、否、縁起がイイヤ”

            
                初オペラ 冷かしの末 さじき席         元鷹

2011年9月14日水曜日

ポルチーニ茸にびっくりです!

今日のローマの空は、まるで他の色を忘れたかのような真っ青一色でした。
メトロA線のオッタビアーノ駅を下りて、徒歩10分位のところにあるコーラ・ディ・リエンツォ通り
にある大きなマルカート(青果市場)を見てきました。

出会いがしらに、絵にかいたような70歳位のイタリアーノから声を掛けられました。
流暢な英語で、私を日本人か、中国人かを確認?した後に、毎年”乾燥ポルチーニ茸”をヨコハマ
から、買いに来る日本人が居るとのメッセージを一気に語りだしました。良くあるパターンですから、
私は、笑顔で”Si~”(シーではありません、スィ~ですから念の為。)”Si~”と2度も相槌を打って、返礼をしました。

驚いたことに、オジサンのお店には美味しそうな「フンギ・ポルチーニ」が、小箱に一杯詰まっていました。結局、程よい大きさの茸を1個購入しました。自宅に戻って、水洗いして、薄切りにしてオリーブ油で炒め、シチリア産の塩を少々振って食しました。”モルト・ブオーノ !”でした。



                ポルチーニ 家路を急ぎ メトロ乗る     元鷹 

               

2011年9月13日火曜日

ローマの仲秋の名月

仕事から家に帰って、e-mailを開くのが最初の家事?の愉しみです。
日本から家族のいくつもの知らせのひとつに今日12日は、
「仲秋の名月」だった、との連絡があったので、早速テラスに身を乗り出して
ローマの夜空を眺めてみました。《21:00頃》

朧月で、満月なのか、欠けているのか分からなかったのに、それでも
23時30分頃には、奇麗なまんまるな姿に変わっていました。

これは、良いぞ!とばかりに愛機ペンタックスを持ち出し、通常のISO400を
ISO12800にセットして、初のローマの夜空にレンズを高々と向けてみました。

ンニャ・・・名月?のご感想は、おまかせ申し上げます。