2015年4月1日水曜日

第335話 エウルの花見

まず最初にお詫びと訂正を申し上げます。
  第334話と今回の第335話の中間に第228話を挿入させて
  頂きました。下書きに置いたまま、忘れておりました!

ポカポカ陽気に誘われて、「エウルの花見」を楽しんで参りました。
エウルとは、ローマの新地〔1930年代につくられた街〕の総称です。

この一角に人口池があって、湖畔河岸に日本からローマに贈られた
サクラの木々が植えられています。ネットで調べてみましたら、1959年
7月20日に当時の総理大臣岸信介が、記念植樹をしたと記録がありました。

このサクラ並木の一帯は、すなわち人口池の一辺を「日本の散歩道」と
名付けています。"Passeggiata Giappone"と地図には、記されています。

今日3月31日午後の時点では、ほぼ八分咲きと言ったところでしょうか。
今日でここを訪ねたのは、3回目となりましたが、何時来ても気持ちの良い景色と空気を味わうことができるのは、有難い限りです。

サクラの木を手入れされていた管理人さんに、”この一帯には何本のサクラがありますか?”と訪ねましたところ、”さあね、沢山あるね!”と素っ気ない返事が返ってきました。

さぞかし、空想ですが、1959年〔昭和34年〕に植えられた当時には、
池の周りに100本、200本のサクラが花を咲かせていたのかも知れませんが、今日観た限りでは、100本も無いほどでした。

それでも平日に関わらずに、池周辺には家族連れの人達が木の下でお花見を楽しんでいる姿が目立ちました。

今度の5日と6日はパスクワ連休です。ローマ市民、エウルに住む多くのイタリア人で、池の周りは混み合うことでしょう。

それにしてもローマ・エウルの「日本の散歩道」のサクラも、ワシントンD.C.
ポトマック湖畔のサクラ並木も、其々、現地の人達に日本を代表するサクラ、お花見の醍醐味を長きに亘って、楽しんで貰っていることは、ただただ
素晴らしい限りであります。


今盛りの「日本の散歩道」のサクラ並木

           
温んだ池からサクラを楽しむ?カメさんです。

            
サクラの木の手入れ作業中の人に
            聞いてみました。”サクラは、何本ありますか?”
            返答は”TANTI”(沢山、さぁ!)の一言でした。


            ローマの散歩 今日は日本の 散歩道
                                    
            サクラ花 幸いなり也 春を呼ぶ  
                                  元鷹

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