2012年6月8日金曜日

サクランボ

今、ローマは”サクランボ”が美味しいシーズンです。スーパーマーケットや、八百屋さんの店頭を
鮮やかな色で飾っています。

昨日は、会社の仲間から茶袋にいっぱいに詰まったサクランボを頂戴した次第。どっしりとした袋を手にしたとき、なんとも言えず、想わず笑顔を作るのに十分な感触でした。当てずっぽうですが、一キログラムぐらいの重さだったように感じました。

私は、余りフルーツは食さないタイプですが、なぜかサクランボには目が有りません。
果物は、嫌いではありませんが、一口でいいと面倒くさいのですね、皮を剝いたり、食べる時期を
はかったりすることに抵抗を感じてしまうからでしょうか。

しかし、サクランボはこの点、私にとって100点満点です。袋からざっと網カゴに入れて、水道水
で、洗うだけです。そして、5CMほどの花柄を軽く摘んで口にポイ、ポイと。物臭な私にも随分と
楽しめる果物です。

蛇足ながら、イタリア語では発音が難しいのですが、「CILIEGIA」〔チリエジア〕と言いますが、
通常は、その複数の”チリエジェ”と呼んでいます。英語では、「CHERRY」〔チェリー〕ですが、
”CHEER”〔チェアー〕がその原形では無かったか、と自分勝手に解釈しています。”元気を出そう”、”笑顔で行こう”、と言った意味を含んでいますから。全くの自己解釈ですから、念の為。

あれやこれやと綴りながら、傍らの”サクランボ”をポイ、ポイと口に運んでおりました。
甘くて、ほろ酸っぱくて、そして最後に大きなタネをポイと吐き出す一連の作業には、一種の”食べるリズム”があるように思えます。



                 網カゴいっぱいにサクランボの笑顔がこぼれます

                 サクランボ 口にポイポイ 放り込み        元鷹

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