2013年8月12日月曜日

トウモロコシの話し

私は、夏の作物の中でトウモロコシが一番の大好物です。
やっと近くのスーパー・マーケットに顔を出すようになりましたので、
スーパーでの買物が一段と楽しくなって参りました。

推測ですが、イタリアのスーパー{近くの”CONAD”を観て}は野菜・くだものなど作物の販売は、農家の収穫次第で仕入れるのでしょうか、計画的に仕入れて並べているようには見えないからです。

違った言い方をすれば、契約農家が個々の農家の作物つくりの中で、収穫次第にスーパーへ卸しているのでは、ないだろうか、と思うのです。

ですから、旬の作物ばかりが販売されることになって、消費者には大いに歓迎される訳ですが、ムラと言いますか、その分バラツキも結構あるように思っています。

全くもって、ここにもイタリア人気質が、しっかり働いていて〔否、根づいていて、と言うべきか!〕、作り手、或は売り手市場が優先されている、と申し上げて良いかも知れません。

トウモロコシのお話しを書こうと思ったのですが、変な方向に話しが逸れてしまいました。そうそう、思いだしました。

スーパーに行っても、
①7月下旬まで、トウモロコシが並んでいなかった。
②他の品種に比べると、トウモロコシの量が少ない。
③ほかの野菜・果物もそうなのですが、サイズなど吟味しない。    
④産地の情報・説明など一切ない。

等々、日本の事情に比べてみると売り手側サイドの都合が、この辺から伺えてきます。おそらく、余り考えていない、工夫を凝らさない、コントロールしない、のが”イタリア流儀”なのかもしれません。

肝心のトウモロコシの味は、残念ながら特記するほどの味わいがある訳ではないのですが、私には妙に懐かしい味がするから不思議です。

日本で最近食べていた味ではなく、半世紀前に母親がおやつ代わりに、夏になると釜茹してくれた、あの「食感」を想い出させてくれるのです。

ローマの町並みが、2000年、1000年と云った気の遠くなるような歴史を今に彷彿させてくれるのと同じように。

トウモロコシをガブリと噛んで口の中で、モグモグすれば、半世紀前に兄姉らと一緒に食べた昔の時代や風景を懐かしむことができるのです。

さあ、今朝もこれから朝市の八百屋さんや近くのスーパー”CONAD”
へ、トウモロコシ探しに行かなくては・・・。今日は、新鮮なトウモロコシに
出合いますように。

茹で上げたばかりのトウモロコシを大皿に
                盛りました。塩を振り撒いて食べました。


               


            朝一番07:45ころ入店した処、9本しか
                ありませんでした。まだ、入荷していないのですネ。
                因みに1本あたり約30円程です。


                
                ガブガブと アツサ忘れて 夏の陣   元鷹




1 件のコメント:

  1. 今日子ども向けの英語レッスンで「芯つきのトウモロコシはcorn on the cob 」と教えたばかり、更に夕飯には北海道のcorn on the cob にかぶりついたところ、こちらの投稿を拝見しました。やはり旬ですね。

    ところでお写真の値札にcannochieとありますね。かなり忘れてしまったイタリア語の記憶を辿り、「トウモロコシってmaisでは...」と辞書でcannochie を引くと記載無く、cannochialeで望遠鏡とあります。それイコールcorn on the cob でしょうか。なるほどね、とちょっと笑えます♪

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