2014年3月8日土曜日

第225話 ローマ日本人学校校歌

3月2日〔日〕には、所用があって久方ぶりにローマ市内、とは言っても少々時間が掛かるのですが、に在るローマ日本人学校を訪れました。

学校の鉄扉を開けて貰って、玄関の硝子扉を開けるとそこは広々としたホールになっている。先ず眼に入ったのが、校歌の扁額でした。

堂々とした書体で書かれた校歌の詩に暫し眼を離すことは出来ませんでした。詩も良いが、書体も素晴らしかったからであります。

眺めているうちに脳裏には、部分的にですが校歌のメロディーがかすめて
きて、遠い昔のローマでの生活や楽しかった学校での行事などが想い出されて懐かしかった。

そういえば、もう16年前になりますが当時の日本国大使館の領事をされていらっしゃったMさんから、こんな短歌を帰国の際に進呈して戴いていた。
               
                 いにしえの歴史の薫る石畳
                 君と語りし ローマの街角

不思議なことにローマ日本人学校の校歌の詩にも、「歴史が香る」、
「石畳」、「語り合ったよ」といったことばが入っているのです。

校歌の作詞は、長井由紀さん、曲は岡本久人さん、編曲は門田幸子さん
と学校のHP校歌のページに紹介されています。 ※ ぜひ、HPをご覧ください。 

長い時間、ローマに暮らしていると世界遺跡の数々にも感動が薄れがちですが、それでも春夏秋冬其々の季節にぶらっと市内の石畳を歩きますと、歴史を感じないわけには参らないのが、ここローマであります。

校歌を創った人も領事だったMさんも、さぞかし時を惜しんでローマのあちこちを散策したのだろうか、と思い巡らした次第です。

ローマ日本人学校玄関ホールに掲げられた校歌の扁額
            素晴らしい筆跡に固唾を飲んで見上げておりました。
                詩と曲は、ローマ日本人学校HP(校歌)でご覧下さい。


                夢・希望 育む校舎 詩に乗せ   元鷹    

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