2013年9月30日月曜日

シチリア紀行Ⅵ アグリジェント 海辺へ

アグリジェントは、一連のギリシア神殿を見物し終わると他に目立った
観光スポットはなさそうでした。

それなら、ここでシチリア滞在の半ばでもあり、一日海辺へ出て「甲羅干し」を楽しもうか、と室内にあった大判のタオル(砂浜で寝そべる為)をお借りして、正午頃には、”マダルーサ海水浴場”へ繰り出しました。

ホテルからは、10分位の至近距離で大変便利でした。
浜に降りると直ぐに所謂(いわゆる)海の家がありました。親父さんが、暇そうに一人カウンターに腰掛けて、客を待っている様子が伺えました。

あとでここの亭主には、お世話になったのですが、この眼の前の海は、地中海(メディテラネオ)であることを教わりました。

シチリアは、北側(パレルモなど)にはティレニア海、東側にはイオニア海、そしてこの街南側に位置するアグリジェントの海辺は、メディテラネオ(地中海)に囲まれて居ることを知りました。

甲羅干しを始めたものの昼下がりの海辺の日差しは、それなりにジリジリ
と熱いもので、チキン・ロースターのチキンのように体をグルグルと自転させては、午後の陽に体を当てるようにやってみました。

さぞかし、8月中であったならば、多くの海水浴の人達でこの辺は溢れかえっていた居たことだろうと想像すると、今日の誰もいない海辺は、随分と
贅沢なことのように思えてなりませんでした。

砂浜で、1時間も時間をすごしたでしょうか?海の家へ戻って、咽喉が乾いていたのでハイネケン・ビールの小瓶を、籐椅子に深々と腰を掛けて飲んだ時のゆっくりとした時間は最高でした。


            海辺近くから朝焼けの瞬間を撮影しました。午前7時5分ころ。


               
南国の国らしい原色の赤色の花が似合います。
                ホテル内庭園で撮影したものと思われます。

                

            海の家近くの砂浜周辺です。殆ど波がなくて
                穏やかな岸辺を楽しみました。

               
 
大型タンカーを望遠レンズで撮影しました。
何処から来て、どこへ行くのでしょうか?
 
 
      秋の浜 我一人来て マダルーサ   元鷹
 
  アグリジェント 波の音静か 浜に寝る
 
地平線 メディテラネオに 線を引く
 

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