2013年5月22日水曜日

ブルガリのアウトレットを郊外に訪ねて

気まぐれではあったものの、以前から気になっていたブルガリのアウトレットを訪ねてきました。

先だって、昨日電話を入れて営業していることを確認しておきましたから
安心して出掛けることが出来ました。行き先は、VIA AURELIA、1052
です。住所から、一目で結構な距離があることは直感で分りました。

案内に依れば、メトロA線コルネリア駅から、バス246番に乗りかえることとありましたが、滅多に行くことのない場所柄ですからバス停を見つけるのにも一苦労?です。

バス246番は、「CASTEL DI GUIDO」行きですが、どの辺にある街なのかも一切分らないまま「エィ!ヤ-」とばかり乗車してしまいました。

紆余曲折があったものの、何とか上記住所に辿りつきホット胸を撫で下ろしました。※〔注〕訪問ご希望の読者の皆さまには、車(タクシーなど)のご    利用を是非お薦め致します。

お店に入り、挨拶〔BUONGIORNO!〕を交して店内を自由に見させて頂くことに。さてお客様は、と言えば、私以外は誰もおりませんでした。

従って、そして気楽に各コーナーの展示品を思う存分眺めることに集中することができました。

ハンドバック、腕時計・貴金属、スカーフ・ネクタイ、そして財布などの革小物製品などが奇麗に並べてありました。ブルガリの女性販売員の言をそのまま申し上げれば、全ての商品は店頭価格から、4割引きになるという
説明でありました。

アウトレット展示品の宿命ではありますが、見るからに鮮度は余り良くなさそうでした。少なくても1年以上前には、世界の主な繁華街のブティックで堂々と通常価格にて販売されていたであろうと思わせる品ばかり。

例えて言えば、晴れ舞台での大役を果たした品々が、控室で次の出番を待っている、という感じでした。

改めてブランド品と言えども真新しさ〔新鮮さ〕が大切なこと、ではないかと感得した次第です。

お客様対応については、全くコメントに困るほど棒にも箸にも引っかかからない状態でした。わざわざ遠い処までお越し頂いた、と言った内容の気遣いのことばは、とうとう聞くことが出来ませんでした。

私は、1F・グラウンドフロアーだけの店内を2度共時計回りと反対に、ゆっくりと歩きまわって、”ジャスト・ルッキング”を楽しんだだけで、礼を述べてローマ市内へ戻ることにしました。

バス停の傍らには伸び放題ながら、奇麗な色をした野に咲く花だけが、ローマ市内から離れたAURELIAの自然の良さを訴えかけてくれていました。


            山の麓に静かに建つブルガリのアウトレット・ショップ。
                正面左側の一角が、ブティックです。隣を含めて
                ブランド品を販売している店舗はありませんでした。

                
 
紫と黄色と白の、野に咲く花が、風に揺れながら
やっとのことで辿りついたことを癒してくれるかの
ように咲き誇っていました。
 
 
アウレリア 野花の可憐 誰か見ゆ   元鷹
  
 

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