2012年10月6日土曜日

ヴィミナーレの丘を探す

10月に入ってローマの空は一段と青さに磨きがかかったかのようだ。
所謂、”AZZURRO”(アッズッロ)というイタリア人が好んで使う色表現のそら色のようだ。
蛇足ですが、サッカーなど国際試合でのイタリア選手正式ユニフォームの青色を
アッズッロと呼びます。

そんな秋晴れの下、「七つの丘」の最後になった”ヴィミナーレの丘”を探しました。
これまで訪ねた丘は、確かに、「登った」という実感は其々に多少はあったのですが、
七つ目の”ヴィミナーレの丘”の場合、その場所の確認に先ず調べが要りました。

結局、訪ねたところは、ナツォナーレ通り(共和国広場からヴェニチッア広場へ走る)から、
A.デプレティス通りへ左折して50メートル程の地点にある「ヴィミナーレ広場」だった。
ここは丘と呼ぶには平坦過ぎるので、首を傾げながら広場右側の通り(パレルモ通り)を
歩くことにしました。

パレルモ通りの突き当りには、ミラノ通りが走っています。
それに向かって、ゆっくりと左側、即ち”ヴィミナーレの丘”だろう、という場所を見ながら
歩くと建物が塞がっていて、明らかではないのですが、2000年も以前は丘だったかも
知れないと思わせる箇所が見つかりました。(あくまで勝手な妄想?)

時間の都合もあって、地図上には、緑色で染められた大きな部分をぐるりと巡りまわる
ことは出来なかった。以前に紹介させて頂いた”クィリナーレの丘”周辺の南東に位置し、
また、”エスクィリーノの丘”からは、ほぼ西側に当る位置に据わっている、地域でした。

7月から足掛け4ヶ月間をかけての元鷹流”ローマの7つの丘を歩く”シリーズは、これで
完了しました。分からないことばかりでしたが、目的を持って散歩することの面白さ、思いも
かけない発見の楽しさ、イタリア人ほか、色々な人との出逢いで生まれた”人情味”、ETC.
など、古代ローマの”七つの丘”が、素晴らしいプレゼントを用意してくれていたことを知り
ました。

今日の七つの丘の締め括りが、”ROMAの麗雅都だより”100回目のブログ記事となりました。
第1回のタイトルは、”はじめまして元鷹です”(2011年8月6日号)でしたが、お陰さまで
なんとか14カ月間続けて来られました。ご購読頂いた読者の皆様に感謝します。

そして、「ローマへ行ったらブログを是非トライして下さい!」とアドヴァイス下さったMYさんに、
カメラを用意してくれた留守家族の皆に、そしてPCオンチの私にノートを作ってサポートして
くれた次男Sに、こころからの感謝を伝えたいと思います。

明日から、”初心に帰って”ローマの一面一面をお届けしたいと願っています。




                ヴィミナーレ広場には、内務省がドーンと目に入ります。
                私たちには馴染の薄い所ですが、左となりに在るピツッアテリア
                は、美味しいので、時々お邪魔します。

                 
                
                広場正面中央には、御覧のような筏を担ぎあげたような
                面白いデザインの噴水が、楽しめます。

                
                広場からテルミニ駅へ向かう道路が、ヴィミナーレ通りです。
                イタリア三大劇場のローマ劇場が、中程にあります。


                 逍遙 七つの丘に 足の跡            元鷹     

1 件のコメント:

  1. おかげさまで楽しませて頂いています。これからも楽しみにしています!

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