2012年10月24日水曜日

風船草の白い花

ちょうど3カ月前の7月24日〔火〕に、引越し祝いに駆けつけてくれた同僚知人らと植樹祭ならぬ
記念の”タネ蒔き”を楽しみました。

このタネとは、”風船草”というもので、ローマで初めてその存在を知ったわけですが、塩マメのように
まんまるとしたカタチで、まるでお猿さんの顔が描かれているように見える愉快なタネです。

話しは古くなりますが、昨年10月テルミニ駅近くのホテルDIANA屋上にて、日本文化フェスティバル
が、有志によって開催されました。その時のロッテリア≪商品の当る抽選会≫ のハズレ賞の記念品だったわけです。

本来は、夏前に蒔くものらしいのですが、時期にお構いなく”引越し祝い”のイベントの主役となりました。1カ月過ぎても芽が出ない、と心配しては水やりをして、オーナシップのまねごとをしていたのですが、9月前後だったか、記憶に残っていないのですが、雑草と見間違うようなギザギザの葉をつけた風船草が、ニョキニョキと目の前に現れました。

そして、つい昨日には、小さな小さなそして清楚な花を咲かせてくれたのです。
「ワーッ、大変だゾー!」とばかりにカメラを持ち出して、パチリと記念のスナップを撮りました。

芽が出たとき、小さな花をつけたとき、この驚きと言いますか、感動と言ったら良いでしょうか、
もう遥か半世紀も前の幼いころに無心に育てた朝顔のことが、想い出されて不思議な気持ちに
なりました。

11月中には、実を結んで数多くの”お猿さん”を創りだしてくれるのだろうか、と今から楽しみに
テラスに立つ今日この頃です。

ロッテリアのハズレ〔参加賞〕は、”大切な潤いのとき”を私たちにプレゼントしてくれたのです。



                純白の可憐な小さな花は、少しの風でも吹き飛ばされそうに
                思えてなりません。

                 
                     いつの間にか、ノッポになって天へ登る勢い?
                     細めの針金で、ツルが絡み易いようにしています。


                     七変化 お猿の顔は いま美人       元鷹

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