2015年10月3日土曜日

第406話 噴水三昧 その1

さて、パラッツオ・アルテンプス《美術館》を堪能したあとは、街中の散歩を楽しみました。前話にてお話しましたように入場券は、合計4つの美術館を訪ねることができます。

整理しますと、1枚13ユーロで購入した「ローマ国立博物館」《Museo Nazionale Romano》入場券は、

1.ディオクレツァーノ浴場跡《美術館》
2.パラッツオ・マッシモ《同》
3.パラッツオ・アルテンプス《同》
4.クリプタ・バルビ《同》

以上の4か所での美術品の観賞が可能なのです。
金額の面では随分とお得感が有りそうですが、条件がありまして、3日間で廻らなければなりませんから結構大変なのです。

しかも、展示されたアートは、殆ど大理石の彫刻です。ですから、自分の好みも鑑みてみる必要があります。幸いなことに、私は彫刻の方が絵画より好みがあるタイプのようで、面白く興味を持って歩くことが出来ました。

さて、説明が長くなりましたので先を急ぎます。
クリプタ・バルビ《美術館》へ行く前に、通りがかりに在る「亀の噴水」を
久し振りに見に行ったのでした。

ジャコモ・デッラ・ポルタとタッデオ・ランディーニに依って創作されたと案内板に紹介があります。この噴水については、ずっと以前にも書かせて戴きましたので、アーカイヴの「ローマの噴水」をご覧願いたいと思います。

余談ですが、この「亀の噴水」の横に、”亀の噴水”と命名されたバールがあります。ここに知人のアルベルトさんが働いていることを承知していましたので、挨拶に顔を出してみました。

アルベルトさんは、私の突然の訪問を満面笑みを浮かべて迎えてくれました。彼は仕事の早い人でしたが、感動したことには、私の好みを忘れずに覚えていてくれたことでした。それは、私がグラスの器で飲むことです。 

さすが、アルベルトさんは、プロのバリスタ《BARISTA》です。客の好みを忘れずに、さり気なくもてなすサービス精神に感激したことは言うまでも有りません。

ここで頂いた一杯のエスプレッソはローマ一番の味に感じられました。

                  
 
マッテイ広場の”亀の噴水”は、ローマで最も
エレガントなデザインをしていると思います。
 
 
亀の子が 優雅に遊ぶ マッテイに
                 元鷹

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