2015年5月19日火曜日

第351話 フェリーチェ通り 前編

現在の法王フランチェスコは、歴代266代目〔2013年3月~〕の法王となります。アルゼンチンからの法王は南北アメリカで最初だそうです。
また、フランチェスコと名前のついた法王も歴代最初とのことです。

まだ最近ですが,フランチェスコ法王は聖年〔GIUBILEO〕を今年12月8日から向う一年間行うことを宣言したそうです。本来今年は、聖年では無いわけですが、前倒し〔次は2025年だったはず?〕にした訳ですネ。

ミラノEXPOは、5月1日スタートして10月31日までの半年間開催です。
そして、ヴァチカン市国の聖年が続くという次第で、なにやら忙しい一年になりそうな気配です。

さて、本論である「フェリーチ通り」へ戻りましょう。
今回は、現在のフランチェコ法王から遡ること428年前の法王シストⅤ世
〔第227代法王1585-1590〕の御代のお話しであります。

ずっと以前にもこのお話しは、皆さんへお届けして居たかも知れません。
しかし、今回は机上のお話から、実際に「コレダ!」と言う”証拠”を偶然にも、バブイノ通りのギャラリーのベトリーネ〔ショーウィンドー〕にて発見したものですから、急ぎご紹介したいと思います。

ご存知のようにバブイノ通りは、スペイン広場からポポロ広場へ伸びる200メートル程の長さですが、お洒落なお店や、プチ・ホテルも有り、の瀟洒な雰囲気を持つ老舗通りであります。

今回のストーリーの展開は、このバブイノ通りに在ります或るギャラリーの
絵画”バルベリーニ広場”を描いた一幅の絵画から始まったのでした。
先ずは、下記の写真をとくとご覧下さいませ。

                               VIA BABUINOの或るギャラリーの
            ショーウインドーにあった油絵の中に
            VIA FELICE を発見しました!

何やらバルベリーニ広場に人だかりの風景です。
写真では、ご覧戴けないのが真に残念ですが、ショーウィンドウー越しにしっかりと道路標示が壁の一角に印されているのが、目を細めれば肉眼で分りました。

”VIA FELICE”と表示されているこの通りは、実は法王シストⅤ世の名前から取ったものだったのです。では、何故そのようなネーミングになったのか?続編にてお伝え致します。

                               絵画の一部に見える文字は
             VIA FELICE と書かれています。

            ブラ歩き ローマの街角 歴史道
                               元鷹    

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