2013年7月18日木曜日

「ナブッコ」観劇

兼ねてから、ローマ歌劇場で「ナブッコ」を観てみたいという願いが、やっと先日7月16日〔火〕に実現しました。

書き出しからオーバーな表現で恐縮ですが、合唱を楽しむ一人としましては、この演目「NABUCCO」〔正式には、NABUCODONOSOR?〕をローマ歌劇場で楽しめたことは本当に”生きていて良かった!”と。

さらには、RICCARDO MUTI が指揮を執った「ナブッコ」でしたから、終始、観る楽しみと聴く楽しみで心が騒ぎ過ぎたくらいでした。

実は、一番に楽しみにいていたシーンは、第3部第2景ユウラテス河畔での強制労働させられているユダヤの民が故国を偲んで歌う合唱歌、

”Va',pensiero ,sull'ali dorate !”〔行け、想いよ、黄金の翼に乗って!〕
でした。

情景と合唱との調和が素晴らしく、まるで自分もステージの上で合唱しているかのように、小さく口ずさんでしまいました。

さて、驚いたことに合唱が終わるや否や、劇場はブラボー!、ブラビー!
との大声援、渦巻く大拍手に歌劇場は割れんばかりとなりました。

これが、長い長い間続き、指揮者リカルド・ムーティーへの再演/アンコールのリクエストとなった次第です。これには、私も少なからずビックリ!!

指揮者は、頭を抱えるように、ゆっくりと聴衆者の方へ体を移して、静かな口調で話し出したのです。”私には、皆さんへ質問があります。”と。

R/ムーティー〕”なぜ、皆さんはこの合唱にこれほど執着されるのですか?”

会場からもこの質問には、苦笑や拍手が沸き起こりました。短いやり取りが、あったのですが、残念ですが、詳細不明で記録出来ません。

結局、すぐにこの名シーン〔ユウフラス河畔での合唱〕は、アンコールとなって、合唱曲が再演されました。

すると、天井からまるで大粒の霰《あられ》が降りだしたかのように、3色の紙片が、フラフラと舞い落ちてくるではありませんか!聴衆者へ、オーケストラ席へ、そして合唱しているステージにも。(写真ご参照)

この日の「NABUCCO」観劇は、これまでには経験できなかったオペラの
楽しさを十二分に満喫させて貰った、味わい深い体験となりました。


            緑・白・赤3色(イタリア国旗色)を使ったビラ(10×5cm)
                天井から雪・霰のように舞い降りてきた。


               

              
            ローマ歌劇場正面右側に貼りだされたポスター。
                7月12日撮影したものです。


               ヴェルディ 生誕200 「ナブッコ」は
               聞きしに勝る ブラヴィーシモ!       元鷹

                


















































































































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