前話より「カラカラ」を「カラカッラ」というように敢えてスペルに忠実に発音しております。お気づきでしたでしょうか?
何故なら、スペルは”CARACALLA”と書くからですが、近い読み方をしてみたいと思いまして敢えてーLLAの読み方を「ッラ」としました。。
第372話の中で、皇帝カラカッラとは渾名〔あだな〕であって、本当の皇帝の名前をマルクス・アウレリウス・アントニヌス皇帝のことであることをご紹介しました。
面白いことに”LA BOHEME”の主人公は、"ミミ"と呼ばれて本名は、ルチアだと歌っています。「私は、ミミと呼ばれています!」という歌いだしのリリアは、とても印象的でスーッと主人公ミミの心情に入り込めるかのような錯覚をしてしまうから、”ことば、詩の持つ力”には驚いて仕舞います。
オペラの会場カラカッラも、オペラ”ラ・ボエム”の主人公ミミも「渾名(あだな)」であったことは、物語〔ストーリー〕とは関係ありませんが、偶然の面白さを感じました。
オペラは、第一幕から第四幕まで続くのですが、舞台で繰り広げられた出演者らの歌唱力、躍動美、静と動、オーケストラ、衣裳美術等々、どれをとっても「感動」の一言でした。
オペラのおよそ2時間30分の間は、正に「夏の夜の夢」であり、暑さを忘れさせてくれた心地よい幻想の世界でした。
フィナーレでの出演者挨拶の場面
ミミことルチアと指揮者
会場に貼られていた演目のポスター
幕間のパウザ〔休憩時間〕
バールで涼を求めるお客さま
盛夏の夜 ラ・ボエムのミミに 拍手起き
元鷹
0 件のコメント:
コメントを投稿