2015年8月28日金曜日

第387話 絶景!ローマ眺望 後編

中編では、余りの絶景への感動にてこころも文章も踊ってしまいました。
そもそもこの展望台「ROMA DAL CIELO」(ローマ ダル チエロ)は、何時頃出来たのでしょうか?

確か、前回駐在の期間(1992~’98)には、エレベーターの取り付けは在りませんでしたから、ここ10年内外のことだろうと思われます。そもそもV/エマヌエレⅡ世記念堂は、イタリア共和国統一(1861)50周年を記念して、1911年に創られたと聞いています。

ローマ(市政)《否・イタリア政府?》の凄いのは、この由緒ある国の建造物にさえ、その立地を活かした展望台をつくってしまう、というアイデア
《離れ業》です。観光客へのサービス精神なのでしょうか?

ここは、ヴェネツァ広場の一角正面にあたります。
ローマへ観光に来られたら、幾度となく目辺りにすることでしょう!

正面右側へ進めば、カンピドリオを左に見て、マルチェッロ劇場を右に見て、”真実の口”のあるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会、チルコ・マッシモ方面へ抜けます。

正面左側へ進めば、諸皇帝通りを走り、コロッセオ、コンスタンティヌス凱旋門を眺めることができる訳です。

ですから、記念堂の建つヴェネツア広場はローマ遺跡観光のポイントと言っても過言ではありません。

その要所の記念堂屋上からのローマ眺望は、「ローマのパラダイス」と言っても良いかもしれません。

通常、観光は遺跡から遺跡へと点を繋いで歩いて行きます。
これを①平面観光と呼ぶなら、記念堂展望台からのローマ全体の眺望は、②垂直観光と呼んでも興味津津であります。

そして、博物館や美術館をじっくりと時間を掛けて堪能する観光を
集中観光と呼んで見たいと思います。

そうしますと、①平面+②垂直+③集中 の3タイプの組合せで、ローマの観光を楽しむことも面白いのではないでしょうか?

①平面観光地(希望の行き先)を事前に参考図書にて下調べをしておきます。

②垂直観光地を例えば、今回ご紹介の記念堂展望台、またはサン・ピエトロのクーポラ、あるいはジャニコロの丘(ピンチョの丘、等)などのローマを眺望できるところ。

③最後に、ヴァチカン美術館、ボルゲーゼ美術館、等々ご自分の気に入った美術館・博物館を時間を掛けてじっくりと楽しむところを決めて置きます。

ローマの観光地の場合、余りに名所旧跡、世界遺産が多い為に「選択」することが厄介かも知れません。まあ、贅沢な悩みではありますが。
            

            写真 A
統一の四頭馬戦車/ カルロ・フォンターナ作
            記念堂正面左側に設置されています。 

            
            
            写真B
  
自由の四頭馬戦車/ パオロ・バルトリーニ作
            正面トップ右側に設置されています。



            

            展望台から下界を見下ろしてヴェネツア広場の
            ロータリーを撮りました。三色旗が印象的でした。

            
堂々とした白亜の殿堂
ヴィットリオ・エマヌエレ二世記念堂
 
上の写真Aは、記念堂屋上左側の像、
写真Bは、記念堂屋上右側の像です。
           
 
眺めよし イタリー統合 記念堂
 
展望台 ローマの全貌 愉しめる
 
大発見 ローマ絶景 天空に
 
            元鷹
 

1 件のコメント:

  1. この展望台、テレビで見ました。こんな所が、とビックリしました。でもエレベーターの値段は高いですね。足腰鍛えて行きます。

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