普段のローマ歌劇場では、精々20分前程度の到着ですが、多少の興奮もあってか、気持ちが急いたのかも知れません。
アプローチ道をゆっくり進みますと毎年変らない浴場建造物跡なのか、浴場を囲んでいた大きな壁なのか、見るものを圧倒するように夜空に聳えていました。座席に近づきますと、もうすでに大半の席は埋まっていました。
オペラが開演するまでの待っている時間は、独特の雰囲気が会場全体を蔽うのが普通ですが、野外劇場のカラカッラ浴場跡劇場でも同様でした。
寧ろ解放感いっぱいの野外劇場の方が、より華やいで賑やかな模様でした。ファッションも気ままでしたし、海外からの旅行客の観賞者も多いことなど、やはり室内のムードとはひと味違った空気が有りました。
さて、開演〔21:00を少々廻りました!〕です。
会場はほぼ定数満員の観客でした。照明が、消されて指揮者の入場に盛んな拍手が沸き上がりました。
カラカッラ浴場跡内
ステージへぞろぞろと向かう後ろ姿
ニョキニョキと闇夜にヌーット切り立つ
古代遺跡の残骸?是だけでも見ものです。
この舞台美術には、随分と時間や予算がつぎ込まれた様子で、これまでには味わうことが無かった工夫を幾つもの点で発見しました。
開演10分前のステージ方向を撮影しました。
ステージに、7枚の大パネルが置かれています。
主人公らの住むアパート内の動きを特殊技術で
表現するアイデアが在りました。
ラ・ボエーム 私は”ミミ”と 誰が言う
元鷹
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