ヘンリー・ムーア展が、9月24日から来年の1月まで、テルミニ駅に近いローマ国立博物館にて開催されていることを博物館前通りに掛かった懸垂幕で知りました。
※Henry Spencer Moore(1898~1986)
イギリス人彫刻家
主催者側の意気込みと言いますか、プロパガンダ(宣伝)に大変な力瘤を入れていることが読み取れたこともあって、興味をそそられてしまいました。
記憶に間違いが無ければ、1974年(昭和49年)には三越日本橋本店の特設会場(本館7Fだったか)にて、同展示会を観たように覚えております。随分と昔のことですから、全くの勘違いかも知れません。
さて、ご承知のようにここの博物館は、4世紀前半(306年)にときの皇帝ディオクレツァーノのよって造られたテルメ/浴場の跡に在る訳ですが、その遺跡あとを上手に残し、否残ったところを上手に活用しております。
一部は、共和国広場側にサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会として使われておりますし、残りの大部分がローマ国立博物館となっています。
1911年イタリア統合50周年記念事業として、博物館ができたそうです。
因みに博物館には、自動操作によるプロジェクトリーダーを使ったレクチャールームが用意されていて、4世紀のテルメ・ディ・ディオクレティアーノの構築イメージを詳しく分り易く解説しております。
ヘンリー・ムーア展は、いつもの特別会場(離れの会場)にて、観ることが出来ました。展示会場には、数多くのブロンズ像が立ち並び、そしてリトグラフが壁面に飾られていました。
昨年、ここの展示会場ではロダン展≪大理石彫刻≫を観賞しておりましたが、テルメ(浴場)跡の天井が高く古代の空気が漂う会場でのヘンリー・ムーア展は、やはり味わい深い展示会場であると言えます。
会期は、来年2016年1月まで。この間にローマへお越しの方は、一歩足を伸ばされてみては如何でしょうか?
ヘンリー・ムーア展 ブロンズ像
9月30日(水)午前11時ころ
会場入口に置かれたブロンズ像
ローマ国立博物館入口近いフェンス
大きなバーナーが飾られています
ムーア展 古代の遺跡 台にして
元鷹
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