2015年9月26日土曜日

第401話 北イタリアの旅愁

北イタリア紀行をほぼ1週間かけて、ブログに書きあげてみました。
初めて訪れた街々には、やはり感動することが沢山ありました。
その一端だけですが、お伝え出来たとしたら嬉しい限りです。

見学先も数え切れないほどありましたが、所詮3泊4日の旅でしたから、つまみ食い式に駈け足での訪問となりました。

それでもイタリアの街は、其々歴史と伝統を持っています。その街に住む人達も、私は通り掛かりでしかないわけですが、自分の街を愛し、自分の人生をしっかり生きているなぁ、という印象を受けました。

それが何であるかをはっきりお伝え出来ないのですが、その姿・その表情を見つめるだけで元気をいっぱい頂いたように思います。

ローマは、今回訪問した北の街々と、どう違っているのだろうか?
先ず、やはりイタリアの歴史(古代ローマから)の基礎を知って置く必要がありました。

日本と違って、イタリアは1861年の統合までは全く違った国々が、イタリア半島の中で違った政治・文化・産業を持ち、違った暮らし・様式をしていたお国がらです。

ことばも北と南とでは、或は中部イタリアでもラテン語から派生しながらも其々のお国言葉を有して居たのでしょう。〔きちんと学習した訳ではございませんので、ご配慮願います〕

公国、王国、自治国と言った国々が、教皇派と皇帝派に分れて、戦いあった中世紀もあれば、近代ではオーストリア、フランス、スペイン、ノルマン、等との戦いもあったりして、中々イタリアの古代からの歴史を時系列に学び、知ることは容易ではありません。

しかし、皆さんがローマにお越しになって、歴史的建造物、遺跡、美術品などを見学されますと、大いに知識欲を活性化されはずだと思います。

16世紀中葉に鹿児島へ法王庁から派遣されてきた宣教師F/ザビエルの腕を、現在ローマのジィズ教会の祭壇で観ることが出来るのですが、真に歴史の不思議さであります。

教科書でしか知らなかった宣教師F/ザビエルの腕が、何故ローマの教会に祀られているのだろうか?!歴史への感心・興味は尽きません。

北イタリアの街々も、体験して感動したことがただございました。
点と点が、旅をしたことに依って細い線・糸になった、或はなりそうだ、という発見や想像は、本当に嬉しいものですし、楽しい限りです。

どうやら、私にとりましてはここで申しましたように旅の効用が、歴史上の点と線との結合、そして人との邂逅、に在ると思う次第であります。

0 件のコメント:

コメントを投稿