9月になりました。長い夏休みを山に海に遊んだローマの人々も少しずつ町に戻ってきたのでしょうか?道路の混み方も、8月までとは違って少し増してきた様子、ローマの夏は終わったのだなぁ!と実感しています。
さて、今日はローマ(否、イタリアでも?)では初めてのことでしたが、
「浪曲」の演奏会が開催されましたので、まことに珍しいことでしたので出掛けて参りました。(九月二日午後一時)
開催場所は、ローマ日本人学校の講堂でした。ローマ日本人学校の児童生徒さんらおよそ30名、そして先生やご家族の皆さん方も熱心に聞き入っていました。
日本、日本文化を愛好する約20名のイタリア人も駈けつけて、「浪曲」に耳を傾けておりました。(一部通訳、字幕スクリーンあり)
出演は浪曲師春野恵子さん、曲師(三味線)一風亭初月さんによるものでした。私にとりましても初めての「浪曲」観賞でしたので、終始ワクワクドキドキと日本の伝統芸能を楽しみました。
はじまりのご挨拶のなかで、春野恵子さんは分り易いことばで、浪曲の生い立ちや、仕組みやこれまでの活動の内容などをお話しされて、しっかりと視聴者の心を掴んで離しません。
拍手のタイミング、掛け声(待ってました!たっぷり!!大統領!!!)など発声の仕方など、楽しく説明してくれたのが大変面白く、かつ愉快に思えました。
子供たちは、一所懸命に練習するのですが、何のことやら分らずにやっていたお子さんも居たのでは?と内心思いました。
今日の演目は、”神田の松太郎”、”樽屋おせん”の二題でした。
”樽屋おせん”は、お子さん達には少々手が届かないストーリだったか?
浪曲師春野恵子さんは、「浪曲は魂の叫び」(確か、そう言っていた)と力説されていましたが、その通りまさに”入魂の舞台”でした。
会場に「気合い」が響き渡りました。”日本一!”
さぞかし、特訓に特訓を重ねたであろう語りの上手さ、音域の広さはソプラノからバスまで、そして男役・女役・子供役などを音質、声色で仕切る技術は、中々大変なものだと感心してしまいました。
日本の伝統芸能のひとつである「浪曲」の素晴らしさを味わってみて、日本の伝統芸能文化に、改めて興味関心を寄せてみたいと感じ入った次第です。
それにしても、浪曲師春野恵子さんの浪曲への熱い想いは、素晴らしいものがありました。何事にもあれだけの”熱情”を傾けたら、想いは人々の胸を打ち、世界の人に共感を呼び起こし、いつまでも人の心に”感動”を残すことでしょう。
浪曲師春野恵子さん、 ”待ってました、大統領!!!”
と場外から、エールを贈ります。
浪曲は 七五調の 日本の美
春野には 浪曲興す 風が吹き
浪曲や 樽屋おせんの 意気地あり
元鷹
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