”タッソー”とは?皆さんには,若しかしたら全く耳慣れない人名では無いでしょうか?ご存知の方は、イタリアの歴史・文学に通じていらっしゃいますね。
Torquqto Tasso/トルクアート・タッソー(1544-95)とは、16世紀に活躍したイタリアの詩人です。南イタリアのソレントに生まれ、ローマで亡くなった人物です。
タッソーの父も名の知れた詩人ということでしたから、中世紀に於ける詩人の活躍・名声は、現代と違ったカタチで存在していたのですネ。
私もローマに来るまで、耳にしたことが無かったのですが、観光本や本屋さんなどで、その名を目にしたことが幾度かあった程度でした。
アニタ・ガリバルディ騎馬像を後にして、ゆっくりと5分も歩くか歩かない内に”タッソーの樫の木”(俗称ですが)にぶつかりました。
”樫の木”のイメージからは、真っ直ぐ天に聳え、枝葉をたっぷりとつけた大木を思い浮かべられるかもしれません。しかし、500年後の今は雷で裂けたかのように残骸だけが、地面から4mほどの高さを何とか姿を保っている状態です。
タッソーが、かつて詩想を思い巡らした場所には人気もなく、この残骸の様な老木とこの樫の木の謂れを語るパネルだけが、ひっそりと通りがかりの人々に何かを伝えているでした。
※タッソー代表作品
”Gerusalemme liberata”
(注)20編構成で大分なモノ・購入したものの何時になったら
読めるのか、否ページを開くものかは?です。
落雷に遭っても尚且つ”生きている”
タッソーの樫の木は、ひっそりと時代の
流れをみつめているかのようです。
タッソーが眠っているサントノフーリオ教会
Piazza di Sant'Onofrioに在ります。
タッソー記念堂もありますが、下調べが要ります。
読み切れず 詩人の数は あまたなり
元鷹
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