北イタリア紀行
ローマを出発する時には、北にある街は、この時期既に冷え込んでいるだろうと想像していたのですが、実際には、汗をかくほどの残暑でした。
額と後頭部の汗を拭きとる為に、厚手生地のタオルハンカチを肌身離さず持ち歩く旅となったのは、全くの誤算でした。寒さよけにセーターを持っていったのですから。
◎PARMA/パルマ 9月16日(水)~17日(木)
”モザイク美術の街”から”食の街”と呼ばれるパルマには、丁度日暮れ時でしたから午後7時位の到着だった。一目さんに宿泊先を目指しました。
ホテルは、ALBERGO BRENTAという☆☆☆三つの気軽なホテルでした。
パルマ駅からは150mの至近距離でしたので、とても助かりました。
さてここパルマでは多くの時間を持てませんから、早々にシャワーを浴びて夕食を愉しむことにしました。ホテルの若旦那(跡取り息子)のステファノさんに”近くで美味しいパルマハムを食べたい。何処かご紹介願いたい。”と願い出ました。
”はい、分りました。”と二つ返事で教えてくれたのが”トラットリア・コッリエリ”でした。20分位は歩きましたが、結果オーライ!でした。
1800年創業の老舗トラットリアです。200人は入ると思われます席数が有りました。
案の定、お客は次から次からと、地元の老若男女が出入りしていました。
驚きましたのが、カメリエリ(ホールのサービス係のこと)の仕事ぶりでした。
担当責任の席数が多いのでしょうか?注文さばきの為に、無駄口ひとつなく働く姿を目前にして、「パルマ人は、やるものだなあ~!」としばし感心してしまいました。私の席は、キッチンに近いところでしたので、カメリエリが頻繁にテーブル脇を通過します。
ホールとキッチンに仕切られた窓枠付きの白いドアを彼ら彼女らは、足蹴りして開けていたのですが、これも随分慣れた手つき、否足つき(?)でしたから、いやな感じはせずに寧ろその動きの妙技に滑稽さを覚えました。
★参考までに私の注文したメニューを書きとめて置きます。
☆anti pasti
Tarta fritta 2.50
Prosciutto di Parma 6.00
☆Primi
Tris di tortelli 5.00
尚、飲み物は小瓶ビール、炭酸水、そして赤のグラスワイン
肝心の料金ですが、ローマでは在り得ないと言っても良いほどに廉価そのものでした。合計32.00ユ-ロです!!!
仔細は書ききれませんので、写真にてご覧下さい。
また、お店情報を記して置きますのでご参考に願います。
TRATTORIA/ CORRIERI
Via Conservatorio, 1 43121Parma
tel 0521-234426 fax 0521-285604
e-mail; info@trattoriacorrieri.it
www.trattoriacorrieri.it
事前の予約がご安心です。嬉しいことに年中無休とパンフレットには記載がありました。
パルマハム 食べて尽くして 旅の宴
パルマ朝 ドゥカーレ庭の 鳥の声
元鷹
前菜 トルタ フリッタ
柔らかくモチモチ感あり、プロシュット
を挟んで頂きます。
ボリュームも凄い!パルマのプロシュット
名物料理/Tris di tortelli
3色風味ー若草・カボチャ・ジャガイモにハム
トラットリア玄関口
1800年創業の文字が光ります
奥のほうにキッチンがご覧戴けます
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