この騎馬像は、赤ん坊を抱えて馬を駆るアニタの勇壮な姿、その馬の天を走るかのようなタテガミやムーブメントを表わして見るものを感動へ誘います。
アニタ・ガリバルディは、ジュゼッペ・ガリバルディの妻でした。
騎馬像では、確か左腕で赤子を抱え、そして手綱を引いて、右腕は高く上に挙げて、ピストルを天へ向けていたかと思います。
それにしても時代を超えてリアルな構図であり、今でも目前を走り抜けてきたような勢いを感じさせてくれます。
このブロンズは、マリオ・ルテッリ(1859~1941)の作になるものであることが、説明書きスタンドにて読み取れました。
パレルモ出身の彫刻家マリオ・ルテッリの作品のひとつを5月28日のブログに写真を掲載しておりました。(1909年作)
また、大傑作の共和国広場の「ナイアディの噴水」(グラウコスの海神、ニンフ)は、彼が創ったものです。(1901年、1910年)
オマケに申しますと、シチリア島パレルモのイギリス公園には、真に素晴らしい「ガリバルディ騎馬像」(ヴィンチェンツオ・ラグーザ作)が建っていますが、その台座近くに勇ましい姿をしたライオン像(ブロンズ)もマリオ・ルテッリが創った作品であります。
さて、お話しは「アニタ・ガリバルディ騎馬像」を作ったマリオ・ルテッリの作品のことばかりになってしまいました。アニタと言う人物は、若くしてガリバルディと出会って彼の妻になった人物ですが、大変な女傑振りを発揮した女性でした。
今日は、調べる時間も無くなりましたので、暫くお時間を頂きましてから、再登場させたいと思います。ご容赦願います。
迫真のアニタ・ガリバルディの騎馬像
赤子を抱えながらピストルも
まるで空を飛び回るかのような勢い
ここでマリオ・ルテッリの作品に出会えた
ことは幸運でした!
Mルテッリ その名留める ブロンズに
元鷹
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