ローマ滞在通算10年達成記念
北イタリア紀行
この日は、今回の観光では最も忙しく動いた。そうです、動いたという言葉がピッタリの
一日でした。朝のフェラーラ観光を終えて、正午前にはバスにてフェラーラ駅へ向かいました。次に目指すは、いよいよメイン・エヴェントのラベンナです。
◎RAVENNA/ラベンナ 9月16日(水)午後半日コース
ああ、憧れの街ラベンナについに到着した!疲れも吹っ飛んで、先を急ぐ自分が何だか
子供のように思えて可笑しかった。ラベンナ駅周囲の空気は、これまで歩いた街と空気のにおいが違っていた。
先ずは、荷物を何とかしたいと荷物預かりサービスを探してみれば、スンナリと(珍しいことですが)デポジット(預かり)してくれる施設が駅の直ぐ近くに見つかりました。
ヤレやれです。一人旅では、当然のことながら全て一人で動かねばならず、その為にも荷物は最小限に限ります。
手軽になったところで、地図を何度も確認してから目的地へ、いざ出発!!!
ラベンナでの観光の目的は、2か所と事前に決めて到着しました。
1.ガッラ・プラチーディアの廟(サン・ヴィターレ教会と同じ敷地内にある)
お聞き慣れないカタカナ文字ですが、西ローマ帝国最後の女性皇帝の名前です。
数奇な運命に翻弄されながら生き抜いたというガッラ・プラチーディアの眠る霊廟を
訪れてみたい、と以前から願っていました。しかし、石棺は霊廟の中央にあるものの
棺の中は、空っぽとのこと。一説では、小さな穴から中を見ようと蝋燭を使い、誤っ
て、焼いてしまったというものです。そして、今回訪ねてみたところ入口の係員に依 ればローマの或るカタコンベに移されている、と自信ありげに説明してくれました。
調べれば、もっと色々な説が有るのかも知れません。
2.ダンテの廟
イタリアの大詩人・大文豪ダンテが、「神曲」を書いたところがラベンナだと云われて
います。そして、お墓もラベンナに在ることを以前から聞いていましたので、訪ねて
みました。霊廟(お墓)は、小じんまりとしたつくりでしたが、誰でも入り易いし、
見易い場所にあります。現在のイタリア語の基礎を創ったとも言われますダンテは、
イタリア語を学ぶ人なら、ほっとけない大詩人ではあります。
サン・ヴィターレ教会天井のモザイク
ラベンナは、モザイク美術の宝庫です。
ガッラ・プラチーディアの廟
ラベンナでは、ここに焦点を当てていました。
手を合わす ダンテ眠るや ラベンナで
元鷹
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