Altempsと綴って「アルテンプス」と呼ぶそうです。今日では、美術館となっているのですが、元々は法王シクストゥス4世の甥ジロラモ・リアリーオの館だったそうです。
やがて、1568年マルコ・シッティコ・アルテンプス枢機卿なる人物がこの館を買取ったそうですが、以来450年の変遷を得ながら、持ち主も変わって、「パラッツオ・アルテンプス(美術館)」として存在しているわけです。
今日は、このパラッツオ・アルテンプス(美術館)のご案内です。
此処を訪ねたキッカケは、紀元前5世紀のギリシャ彫刻の傑作「ルドヴィシの玉座」を再び観賞することにありました。
と言いますのも前回は、もう20年も前になるのですが、ローマ国立博物館(テルミニ・五百人広場の前)の回廊側にあったルームで観たことがあって、今一度再会?したいと暫くの間念じていたからです。
幸いにも先日「ヘンリー・ムーア展」に入場した入場券は、他の3か所の美術館を3日以内なら入場出来る仕組みになっている共通券だったのでした。これは、何としてもこの機会に、と3日目の本日滑り込んだ次第です。
今日の金曜日は、交通機関がストライキ《ショペロ》でした。
道路も混雑している様子だったので、運動不足解消も兼ねて目的地まで歩くことにしました。
テルミニ駅から精々2km~3km程度なので、大した距離ではありません。ナボナ広場に近いところに在る美術館ですから、ナボナ広場も見学しながらノンビリと秋空の下を歩きました。
入場してみると館内には、見物客は少なくてゆっくりと展示品《ギリシャ彫刻》を観ることが出来たのは、幸いでした。
特に待ちに待った作品《ルドヴィシの玉座》の部屋では、たっぷりと時間を使って観賞出来たのは大きな収穫でした。
「ルドヴィシの玉座」右側面の香を焚く乙女
正面・二人の乙女に海から引き上げられる
アフロディーテ
左側・フルートを吹く乙女
ギリシャの美 アルテンプスに 集い来る
元鷹
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