去年は7大聖堂の教会巡りを企画しましたが、結局6聖堂で年を越してしまいました。新年早々は、その積み残した最後の聖堂をご紹介します。
最後となった聖堂は、アッピア・アンチカ街道沿いにあるサン・セバスティアーノ教会です。実は、年末に一度訪問を試みたのですが、余りにも沿線バスが姿を見せなかったものですから、断念してしまいました。
さて、順路はテルミニ駅からB線ピラミデ駅まで参ります。ここから、アッピア街道を走る路線バスNO.118(駅降りた広場にあり)に乗り換えます。
このバスがなかなか如何したものか、客を嫌というほど待たせるのでありますが・・・。ここはじっと我慢します。余談ですがこの「待つ」と云うことは日常茶飯事です。しかしながら、このカベを乗り越えずにはローマの醍醐味は見つけにくいのです。
さて、教会の説明をとガイドブックをひっくり返してはページを捲るのですが中々分り易い文章に当らずに時間ばかり経過してしまいました。
時代は、皇帝ディオクレティアーノ時代(在位284~305)に遡ります。
キリストの使徒、聖ペトロと聖パオロの遺体は、それぞれの殉教地に運ばれる前、一旦ここにおさめられ、209年に殉教したサン・セバスティアーノ(ローマの兵工)の遺体もここにおさめられた。
その墓地の近くに4世紀半教会がたてられましたが、破壊され、その後17世紀に枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼの命で修復され現在に至っている。
教会の地下には、カタコンベ(もともとギリシア語のアド・カタクンバス〔洞穴の近くの意〕・キリスト教徒、異教徒らの墓)があります。
ただ今回、私は潜らずに教会を後にしました。
サン・セバスティアーノ教会正面
一番右側がカタコンベ入口です。
横たわるサン・セバスティアーノ(大理石)。
ベルニーニ原案による彫刻と思われる。
やっと来た セバスティアーノ 三島夢
元鷹
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