2015年1月24日土曜日

第313話 メルラーナ通り (前編)

ローマはここのところ雨が朝夕に降るパターンが続き、多少なりとも憂鬱な心持ちでおりました。のっけからローマには、似合わないフレーズで恐縮ですが、致し方ありません。

ブログ開始以来、お天気の表現には使ったことのない「憂鬱」ですが、
逆に言い換えれば気分が優れないということはないほど、普段は天気には恵まれているということに尽きます。

さて、そんな”ユウウツ”さを吹き飛ばしてくれるような青空の下、午前は洗濯に関わって、午後からは「メルラーナ通り」の散策を楽しみました。

この通りは、サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂から、サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ聖堂まで、真っ直ぐ広く伸びた大通りです。
目測ですが、およそ1.5Km位の距離は有りますでしょうか?

ブランカッチョ劇場、国立東洋美術館、何度もミサに参加した教会などにまるで挟まれるように、ちょっと覗いてみたくなるオシャレなお菓子屋さん、本屋さん、バールなどが並んでいて、何時かじっくり歩いてみたいと思っていた行き先のひとつです。

両側の歩道には、大木の並木が聳え、この街並みに落ち着ついた趣きを醸し出しています。また、通りのほぼ真ん中辺りから突端のサン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ聖堂に向かっては緩やかなスロープを描いているのも何故か風情があっていいものです。

結局、「メルラーナ通り」を片道1時間余かけて往復しましたが、立ち寄ったカフェハウス、中古レコード店、小さな本屋さん、そしてパン屋さんは
中編、後編の2回に分けてご紹介致します。

メルラーナ通りは、このエンタシス塔聳える
                サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂正面から
                まっ直ぐ広がります。トップにはマリア様?

                 
サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ聖堂
                方面にアングルを定めて青空の下、
                ”ピア-ノ エ ピア-ノ” と歩き出しました。


                
VIA MERULANA と彫られた壁板。
            スタートして直ぐに、歩く方向左側の
            建物に張り付けられた壁板を確認しました。  

            
           
            メルラーナ 寒さ忘れて ワクワクと
 

 
            ご注意を ダマシ絵如く 嘘あまた
                                  元鷹
                    

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