今年2015年の干支は、羊《未》であります。
この干支も気にすれば気に成るものですが、昔から受け継いできた慣習ですから、気を楽にしておつき合いすれば良いものか、と思っております。
ところで、今年の書初め大会では、この干支である「羊」と「未」の二文字を書いて楽しみました。恒例になった書初め大会も今年は4回となり、
参加者は昨年の半数ほどでしたが、それぞれに楽しく書を楽しみました。
日本文化に通(つう)であるイタリア人のAさんは、羊年であることが甚く嬉しそうで自分の干支の羊を書いてはおおはしゃぎでした。中中、筋が良いようで、ご指導をお願いしたK先生からは随分とお褒め頂いていました。
さて、羊という漢字は、羊を正面からみて、その角と上半身を写した形である、と白川静先生の「常用字解」(平凡社)に説明されております。
また、イタリア語では、PECORA(雌)、MONTONE(雄)と表わします。
羊の乳からつくるチーズは、PECORINOといいます。
ローマ料理のメニューに、子羊肉料理”ABBACHIO AL FORNO”が
あります。願わくば、今年一年間だけでもレストランのメニューから外して
欲しいものであります。如何なものでしょうか?
2015年書初め大会作品集
「羊」と「未」、そして「みらい」に「春」と
作品が並びました。
書き上がったばかりの作品を乾かしています。
今年への熱い気持ちを込めて書き込みました。
書初めを 一年の計 夢乗せて
元鷹
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