トレビの泉が、修復中であることはもう随分前から人伝手に聞いていたいたものの、まだ自分の眼で見て居なかったものですから、10日の土曜日の午後3時頃に、トレビの泉(噴水)を見にいって参りました。
ローマの数多くの観光地の中でも”トレビの泉”は、ワクワク感を持たせてくれて,見物に来てくれた観光客を楽しませてくれる遺跡のひとつです。
壮大で豪華で見るものを腹から感動させてくれる”トレビの泉”には、幾代もの法王、建築家、住民等の関わりと葛藤、そして情熱とがあったのでした。
掻い摘んで申し上げますと、法王クレメンス12世(在位1730-40)は2度目のコンクールで、4人の建築家の案から、ニコーラ・サルヴィ(1697-1751)の案を採用したと云われています。
トレビの泉の完成は、1762年とのことであり、クレメンス12世もサルヴィも既に世を去ってしまっていたとのことであります。
泉には、昔からの言い伝えが人々の間で広まってりますが、それはコインを肩越しに泉に投げるとローマへ再び戻れる、という嬉しい言伝えです。
皆さんの中にもコインを放った方が、いらっしゃるのではないでしょうか?
この話に成りますと直ぐに想い出されますのは、映画「ローマの休日」のワンシーンですね。王女役のヘップバーンが、近くの美容院でショートカットにして、泉にやって来ます。そして、コインを投げるシーンがありました。
この映画は1953年に作られたそうですが、今から60余年前に撮影された当時の泉の面影と現在のものと、殆ど変っていないのではないでしょうか。
変ったのは、投げられるコインがリラからユーロになったこと、世界からの観光客が増えただけかも知れません。
このトレビの泉のような巨大な泉は余りありませんが、観光客を癒してくれる数多くの噴水が、所々に見られますのもローマならではの楽しさであり、魅力なのであります。
トリトーネが馬を抑えている姿が目前に
見られるのも修復中ならではのことです。
正面右側から続々と見物客が彫刻の前まで
ブリッジを歩きます。写真中央は、通常は泉
ですが、現在は水が抜かれています。
修復中の為、臨時に設置した「泉」に
コインを投げる観光客。
ああトレビ コイン投げては 夢をみる
元鷹
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