今日のローマの空も真っ青に晴れています。昨年より夏の到来が早く来るのでは、と思わせるような5月の天気ではあります。
春から夏への移り変わり時期の今が、街歩きには最高です。さて、今日は、”祈りの壁”と題しましたローマの街角の風景をお届け致します。
ローマ日本文化会館を訪問した際に、アントニオ・グラムシ通りとブルーノ・ブオッツィ通りの交差点、左向う側〔会館へ左折する交差点〕に見つけた「祈りの壁」です。
さて、映画「ローマの休日」の中、”祈りの壁”を前にしたヘップバーン〔アン王女〕とグレコリーペック〔新聞記者ジョー〕とのしんみりとした会話のシーンがありました。このシーンを覚えていらっしゃいますでしょうか?
ローマに現在も映画に出てきた「祈りの壁」があるのだろうか、と数人のイタリア人に聞いても、分る人は居ませんでした。一番、成程と思われた
回答は、市街開発の為に壊されたのではないか?と云うものでした。
そんな経緯もあってか、規模は決して大きくないのですが、街角に「祈りの壁」を見つけた時には、不思議な感動を覚えました。
恐らくですが、他の地域にもこのような壁〔陶板、メタル板などを石垣に嵌め込んだ壁〕はあるものと思われます。
交差点の一角に嵌め込まれた陶板には
年月日、名前、感謝の言葉などが刻まれています
陶板、金属板には家族の気持ちが入った
ことばが刻まれています。
ローマならではの街角風景ではあります
祈りが叶ったからでしょうか?
「GRAZIE」と感謝のことばが刻まれてます
手を合わせ 祈りの壁 過ぎ去りし
元鷹
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