キョロキョロと案内係、もしくは案内看板を探してみたのですが、一切何も無い、人も居ないという殺風景な駅構内でした。
とは言っても、これまでの体験でも国鉄の構内の様子は殆どこのようなものかと思われます。必要な情報は、自前で入手しておかねばなりません。
結局、学校帰りではと思える学生の若者に、{レッジェ・カゼルタ}が何処に在るかを聞く事が出来ました。その若者は、呆れかえったかのような表情を示して、”あの建物です!そこを渡れば直ぐですよ!!”と教えてくれました。
成程、雨で見通しは良くなかったのですが、立派な建物が構内からも観て取れました。余りに駅前なので、私も嬉しくもビックリしました。
宮殿へ着く前に、カゼルタ宮殿について、マメ知識をお知らせ致しましょう!※ミュッシュラン・ガイドブック”イタリア”から引用します。
ラ・レッジア〔宮殿〕 1752年に建築家ヴァンヴィテリにこの途方もない広壮な宮殿造営の命を下したのは、ブルボン王家のカルロⅢ世王であった。全イタリアを通じても、最も壮大なこの宮殿は、方形〔249×190m〕に
造られており、6階建てである。〔以下、省略します〕
以上のご説明だけでは、全くチンプンカンプンではないかと思われますので、論より証拠ではございませんが、写真を多く掲載しますので、ご理解の一助にされます様に願います。
さて、宮殿入口までのアプローチは、まるで公園か大きな庭の中を歩いているような錯覚をしてしまいました。正面の大きな玄関を潜ると、係員から、「ここは出口なので、右側から入って下さい!」と注意を受ける始末。
仕切り直しでいよいよ入場!階段を1階上がったところが、チケット売場でした。「大人ひとり、おいくらですか?」と申しますと、「本日、無料です!」とキッパリ言われました。パスクワ祝日は、無料公開日だったのです。
※因みに、通常は12ユーロです。
想定以外だったこともあり、払うべきものが免除されることは滅多に有ることでもありませんから、つい嬉しく顔がほころんだに相違有りません。
さて、何処から何を観て廻ったものか?これだけ大きい建物だと面喰います。雨が降っていることもあり、中庭〔これがまた通常の大きさではありませんが〕からの見学コースを取りことにしました。
この庭を見学するために、ミニバスが走っているのです。但し、料金は
2.50€〔約350円〕でした。ここを歩くことも出来るようでしたが、私は時間の都合もあって、便乗することにしました。
ミニバスでの中庭周遊は、大変快適でした。20人も乗れないようなミニバスでしたが、ゆっくりと直線コースを運転してくれて窓越からの眺望を助けてくれました。
バス運行の一番奥〔折り返し点〕では、10分間の休憩時間が配慮されましたので、噴水やら、一番遠くからの宮殿の眺めを写真に収めたり、美景色を瞬時でしたが、楽しみました。”あっ、ここまで来てよかったなぁ!”と。
一番奥に設えられた優雅な噴水に魅了されました
"Fontana di Diana e Atteone"と言うテーマです
絶え間ない水の流れ
この水が源水となって下方の噴水へ
ニンフの川遊び?ストリーは、ギリシャ神話
からだと思われますが・・・?
"Fontana Di Diana e Atteone"
飛び掛かってきそうな気配を感じますね
ほんものの犬のようで、びっくりしました
王宮から一番離れた大噴水の地点から
王宮を撮りました 噴水と池がつづきます
これほどに 贅を尽くして 王の庭
元鷹
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