ローマ・テルミニ駅の500人広場の前には、ディオクレティアーノ浴場跡の国立博物館がひっそりとして輝いています。
私は、この博物館前を1週間のうちに何度も通るのですが、その都度入り口左側に飾られたイベントの案内看板がずっと気に成っておりました。
写真展の開催を知らせるこの看板には、ハット思わせるユニークなモノトーンの大きな写真と”MARIO・DONDERO”と開催期間のみが印字されているだけでしたから、この写真家を知らない私には?ばかりでした。
しかし、先日10日(火)夕方に時間が取れたので、気になったまま会期が
終了してしまいますと、その後もずっと気に成ってはいけないと思い、
エイッ!とばかり、博物館へ入った次第です。
さて実は、本論に入る前に少々前置きが必要となります。
”マリオ・ドンデラ写真展”開催のスペース会場のことですが、国立博物館の敷地内にあるのですが、特別イベントを開催する専用のスペースで
催行しています。
確か、昨年のこの時期にも同じ会場で”ロダン展”を見学したことを覚えております。4世紀に造られたテルメ・浴場跡ですから、中中趣きのある
会場となっています。
ところで、”マリオ・ドンデラ”とは如何なる写真家なのでありましょうか?
ウキペディアを見ても的を得た解説を見つけることが出来ずに困りました。1928年5月6日、ミラノ生まれ。報道写真家として、大戦後に活躍してきた人のようです。
展示会を見る限りでは、中近東、西アジア、北アフリカ、スペイン、ロンドン、パリ、ローマなどと報道活動範囲は、広かったように伺えます。
ピエール・パオロ・パゾリーニ(1922-1975、作家・映画監督)が母親のスザンナとエールの自宅で撮った写真が、私には一番印象に残りました。また、レーガン大統領を撮った写真も在って、興味を持たせてくれました。
殆どの写真は、色々な国の普通の人々を被写体にしているものが多く
正直、私にはどんなシーンであったのかが、理解できませんでした。
博物館入口で見たPR用の写真が、展示されているのをみて、トリックのようなポーズは、実はそうでは無かったことを理解することができて、ホットした次第でした。
パリのメトロの中のベンチに腰掛けたまま
眠りこけているコートを着た男
※後ろの女性の顔は、宣伝用ポスターなのか?
マリオ・ドンデラ氏の表情
会場前で使われていたDVDからパチリ!
1928年生まれですから、今年で80うん歳です。
P/パオロ・パゾリーニと母スザンナの写真
私にはこの写真が一番印象に残りました。
テルメ跡 ドンデラ撮った 写真展
元鷹
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