今日は、皆さまをローマ郊外にある古代ローマの遺跡”オスティア・アンティカ”(Ostia Antica)の旅へ誘(いざな)いたいと思います。
紀元前に建設された街オスティア・アンティカには、あの有名な南イタリアのポンペイの遺跡とはひと味の違った趣を感じることが出来ます。
”OSTIA ANTICA”を初めて耳にされる方も多いのではないでしょうか?
昨今、日本からローマに観光にいらっしゃる方々で、”オスティカ・アンティカ”(古代ローマの遺跡)を訪問され方は、殆ど皆無に近いと思われます。
ローマ・テルミニ駅から、メトロと国鉄線を乗り継いで行けば、ほぼ1時間
程度で、遺跡のあるまち”OSTIA ANTICA”駅に到着できます。
松並木をゆっくり歩きながら、遺跡までは5分位で到着出来ます。
入場料11ユーロを支払って入場します。広大な敷地の遺跡群もさることながら此処かしこに”ローマの松”が点在していることに驚かされます。
オスティアは、ローマ第4代の王・アンクス・マルティウス(前640-616)
によって、建設されたという伝承があります。
さて昨夜遅くの豪雨の為か、今日は空気が澄みわたり、遺跡群には何処からともなく海風が心地よく吹きこまれてくるのが、何とも嬉しかった。
そういえば、海辺に近いレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港(通称、フィミチーノ空港)は、それほど遠くないところに位置しているはずだから、地中海からの海風が、この一帯を駆け巡るのも、なるほどかなであります。
ところで、記録によれば私は1996年5月26日に此処を訪れています。
もう18年以上も前のことなので、残念ながらすっかり記憶が蘇りません。
ただ二つだけですが、①モザイク模様、②大理石の公衆水洗トイレだけを不思議と思いだしながら、市街の大通りであるデクマヌス・マクシムスをゆっくりと歩きました。
遺跡の大通りデクマヌス・マクシムス
象牙貿易を行っていたリビアの町サプラタ
の事務所のモザイク。ローマ・コロッセオに
登場する象も扱っていたらしい。
半円形劇場・音楽堂
4000人もの観衆を呼び込めたと
紹介されています。
FORICA(公衆トイレ) ※この字型の右側部分
腰掛けて用を足すらしい?長閑な風景が展開
されたことでしょう。男女の仕切りは、中央にあった
ようです。紀元前の水洗式トイレに驚きました!
心地よく オスティア歩く 風の中
元鷹
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