5月のこの時期はいつもポプラの綿のような花粉が、空中をまるでクラゲが泳ぐように飛んでいたのだろうか、と思いを巡らしながらテルミニ駅の正面右側を走るVIA G.GIOLITTIをとぼとぼ歩いた。
今回で2度目の訪問となりますが、G・ロレンツオ・ベルニーニの彫刻をぜひ見てみたい、と言う思いが募ったからでした。ネット情報でもご覧になられますが、ベルニーニの彫刻、建築は共和国広場、テルミニ駅、バルベリーニ広場周辺に点在している、と言えます。
さて、目当ての彫刻が祭壇にあるサンタ・ヴィヴィアーナ教会には、テルミニ駅からおよそ10分ほどで到着しました。教会は修復中ですが、中に入ることが出来ました。(時間によっては外側だけの見学となりますので注意が必要です)
場所は、トラムの線路と国鉄線脇に位置したところにあって、ややもすれば通り過ぎてしまうほど目立たない立地に在ると言えます。
教会は、中世紀の建築でベルニーニの修復(17世紀前半か)もあったようですが、小ぶりながらも両壁面のサンタ・ヴィヴィアーナを物語るフレスコ画などに時代の貫録を感じさせる雰囲気が十分ありました。
残念ながら、連続したフレスコ画による物語を眺めるだけでは、どのような生涯をおくった聖人なのかを理解することが出来ませんでした。
さて、肝心のベルニーニのサンタ・ヴィヴィアーナ像ですが、撮影しました写真をご覧ください。教会の祭壇中央に置かれていますから、時間が許される限り、じっくりと観賞することが可能です。
サンタ・ヴィヴィアーナ像
バロック藝術の鬼才G/ロレンツオの若き時代に
つくられたものだそうです
アップしたもののズームの仕方が
良くありませんでした
左手に持つ(画面右)モノは一体なに?
中央祭壇のトップには、御覧のように
蜂2匹を描いたステンドグラスが飾られています
一番上には、法王のブランド・マークを見ることができます。
ときの法王はURBANUS(またはウルバーノ)Ⅷ世でした。
ベルニーニ バロック創造 意思の人 元鷹
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