これが本当の話であることこそが、ローマに居ることの面白さの一つで
あると申し上げても良いかも知れません。
その「本当のお話し」を続けたいと思います。
去る4月20日〔日〕夕方でした。場所は、ローマ・テルミニ駅構内。
”スーパー・マン”の姿が眼に映ったのでした。そんなことがあるものか、と己の眼を凝らしてじっと見詰めても間違いない、”スーパー・マン”でした。
以下は、二人の会話です。
私:あなたは”スーパー・マン”ですか?名前は”クラーク・ケント”ですか?
S:そうです!でも名前は「パスクワーレ」と言います。
私:GYAFUN!
私:あなたは、ニューヨークからローマに来たのではないのですか?
S: いや、私はシチリアのパレルモから来たのです。今日で3日目です。
私:GYAFUN!!
私:1枚記念写真を撮っても良いですか?
S:結構ですとも。でも、1€でも良いですからお金を下さい。
私:然り! (1€を写真撮影代を渡しました)
S:それでは、どうぞ!(ポーズ)
以上が、”スーパー・マン”との短い会話でした。
もうお分かりかと存じます。
シチリアの”スーパー・マン”は、パレルモから出稼ぎに来ていたのです。
ローマには飛行機で、否、空を飛んで来たとも決して思われません。
別れ際に握手をしたのですが、その時のシチリアの”スーパー・マン”の
笑顔は優しい表情だったことが、今でも忘れられません。
ありがとう!シチリアの”スーパー・マン”。
ローマに現われた愛すべき
”シチリアのスーパー・マン”
撮影代金だけで採算が取れたのか些か
気になるのですが・・・
幼い時の夢を果たしてくれたのです!
パスクワに ”スーパー・マン” 巡りあい
名こそ留めよ パスクワーレと
元鷹
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