先にアップしました歌劇「ナブッコ」の続編を書きたいと思います。
最初に観ましたのは初演の16日〔火〕でしたが、丁度1週間後の千秋楽23日〔火〕にも出掛けてきました。
それには、私なりの一つの仮説があったからなのです。
ローマ歌劇場でのリカルド・ムーティ指揮によるG・ヴェルディの出世作
「ナブッコ」は、実は、2010~11年の間《’11年イタリア統一150年》に
出し物となっていました。
そして、今年の「ナブッコ」は、4回《7/16、18、20、23》のオーガナイズ
でした。この組み合わせ≪R/ム-ティと「ナブッコ」≫は、この短期間に同劇場にて、企画された訳ですから、もしかすると当分〔2~3年間〕の間は
観られなくなるでは、と云う思いでした。
ですから、ここは一丁思いきって今一度観てみよう、と決心した次第です。
前売りチケットを購入できずに当日券狙いで早めに劇場へ参りました。
殆ど満席で、空いているのは4階のGALLERIAだけでした。17ユ-ロ。
チョイスの余裕は有りませんでした。
オペラグラスを持参して参りましたので、GALLERIA〔相当にステージから遠いのですが〕でも、楽しむことは出来ました。
第2場と第3場とのパウザ〔休息時間〕には、態々1階に下りて、R/ムーティの譜面台を撮影してきました。これは、貴重な記録になるかも知れないとこころ浮き浮きと何枚も撮影して参りました。
左隣に座ったイタリア人シニョーラは、「ムーティは、ヴェルディにぞっこんなのよ!」と嬉しげに話してくれました。なるほど、日本でも歌舞伎通が
いるようにローマの歌劇場にも、何でも知っている”通”がいるのですネ。
このシニョーラと連れあいと思われるシニョーレは、幕の合間に必ずと言ってよいほど、「BRAVO!、BRAVI!」、「BRAVA!、BRAVE!」とステージに向かって、声援を送っておりました。
私も真似して、”ブラバー”と、初めての声援を怖々としてみました。
こんなことが出来たのも、坐った席が「GALLERIA」〔桟敷席〕だったからに違い有りません。
開演1時間前のローマ歌劇場広場の様子。
ローマ歌劇場オーケストラのスナップです。
ステージと観客席に挟まれています。
フィナーレでのステージ上の出演者挨拶風景。
中央の後をみている黒いスーツ姿の男性が
指揮者リカルド・ムーティ。
指揮者R・ムーティの譜面〔第3場〕です。
指揮者用の特大サイズでした。
”PENSIERO” 忘れがたきや 合唱の
故郷慕う 腹からの歌
元鷹
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