今朝の天気は、春のような空気に包まれて、外の小鳥のさえずりにも春の訪れを感じます。ここ数日の気温は、20度を超えております。
さて先週18日から、5月24日までの期間、ディオクレツィアーノ大浴場跡が、ローマ国立博物館になっておりますが、この博物館の一角(催事スペース)にて、「RODIN il marmo,la vita」(”ロダン” 大理石、宿る命)が、
始まりました。
※日本語タイトル訳は、私の下手くそな意訳で御座います。ご注意を!
たまたま通りかかりましたので、開催初日の18日でもあり、何かの記念に成るものか、と野次馬根性だけで、「近代彫刻の父」と言われますロダンの展示会会場に滑り込みました。
入場料は、10ユ-ロ。(およそ1,450円也)
何せ4世紀の建造物の一部ですから、その雰囲気たるもの堂々異様いや威容であります。
ロダンの作品は、東京上野にございます国立西洋美術館内敷地(中庭)に有名な作品が幾つも並べられています。私の美術歴は、真に薄ペッラにしか過ぎないのですが、それでもあの作品群を観賞すれば、暫く足が竦んでしまいます。
また、ロダンの展示会に話を戻しますと、会場はそれほど広くなく、忙しい観光客には、お薦めの「ロダン展」ではあろうかと、お節介な気持ちも湧きでて参ります。作品を説明出来る力量はございませんので悪しからず。
触りのはお話しだけではございますが、後に載せたる写真でお楽しみ願うほかはございません。
記憶だけでの情報ですから、間違ったらゴメンナサイ!と言う言い訳を先にお伝えさせて頂きます。
それは、三越日本橋本店の中央ホールに聳え立つ「まごころの天女像」の彫刻家佐藤玄々は、ロダンの孫弟子に当る、という関係のことであります。
数少なかったと言われるロダンのお弟子さんの一人にブールデルという人がいましたが、佐藤玄々先生は大正時代にフランスまで留学修業に行き、このブールデル先生の教えを乞うた、ということであります。
また、さぞかし皆様がブールデル先生の作品としてご覧に成られていらっしゃるものの一つとしては、「弓を引くヘラクレス」(ブロンズ・足を岩場に乗せて勇士が弓をグーッと引いている構図です。)が在るのではないでしょうか。
私の記憶では、丸の内にある大手銀行のロビー、そして今一つにはJRお茶ノ水駅(或は、地下鉄出口)を出て直ぐのノッポビルのショーウインドウ?にこの作品を見た記憶がございます。随分前ですから、今はどうでしょうか?機会がございましたら、ご高覧願います。
お話しがあちこちに飛びましたが、このロダン展(全ての作品は大理石)は、一押しの感がございます。期間は、5月24日までと大変長期間です。
ぜひローマにお越しの節には、お運び頂きまして大浴場跡のロダンの藝術にこころを遊ばせてみられることも一興かと存じます。
会場正面には、この作品が展示されています。
ただただ凄い!と惹きつけられました
会場左側のスペースに置かれた貴婦人胸像
会場手前から撮影。入場者は、数えるほどでした。
このへんもローマの美術館の良い所です。
浴場に お越しませませ ロダン展
元鷹
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