今日は、ガイドの仕事をしている友人のHさんからのお薦めのあった
展示会へ出掛けてみました。場所は、スリが多くの乗ることで有名なバス64に乗車して、「カンポ・ディ・フィオリ」の近くで下車、徒歩3分位の処です。
レオナルド・ダ・ヴィンチの常設展示会場でもあるカンチェレッリア宮殿の
一角に在りました。生憎、到着しましたらPAUSA(パウザ・休憩)のまっただ中で、しまってましたので、この間を活用して近隣を散歩することに。
このカンポ・ディ・フィオリ周辺は、ローマの旧市街15~16世紀の佇まいを楽しめる街並みが、いっぱいあるところです。
即ち、64番バスが走るV/エマニエレⅡ世通りとテヴェレ川に挟まれた地域ですが、道路反対側のナボナ広場、パンテオンの所在する地域と共に中世のローマを彷彿させるに十分な趣きを楽しませてくれます。
今日、散歩した通り名を列記してみます。
1.バンキ・ベッキ通り
2.リッチ広場
3.モンセラート通り
4.ファルネーゼ広場
5.マスケローネ通り
6.ジィウリア通り
7.ペッレグリーノ通り
8.カンポ・ディ・フィオリ広場
と言った広場、通りをゆっくりとショーウインドーを眺めながら散歩したのでした。骨董のお店、ジュエリー(手作り)のお店が結構、軒を並べているのが目立ちました。時間がタップリある時の散歩路として、お薦めです。
会場は午後4時から再開です。
十二分にパウザ(休憩)も取りましたので、カンチェレッリア宮殿に戻りました。催事は、長崎県のキリスト教遺産の展示会です。ユネスコの世界遺産登録へ立候補している、というお知らせが友人Hさんからの情報です。
不思議なことに、今年去年そして一昨年とヴァチカン国際音楽祭<このことはご紹介させて戴きましたが>参加の際に毎回サン・ピエトロ大聖堂の大祭壇近くで、江戸時代から歌われていたというミサ曲を合唱した経験もありましたので、関心を持って展示会に行く事が出来ました。
最終日の今日は、夕方の時間にも関わらず多くの人達が詰めかけて居りました。それほど大きくない会場でしたが、一部屋一部屋に分り易い資料が展示されて、興味を誘いました。
私にとりましては、「親指のマリア様」の複製画が眼に止まりました。
何故に此処に展示されたのかなあ?と疑問を持ちながら拝見しました。
確かなことは、調べる必要がございますが、このオリジナルは18世紀初頭に日本へ来たイタリア人宣教師ジョバンニ・ジデッシが、持ち込んだものと記憶しております。
新井白石は、G・ジデッシとの会話から得た知識を「西洋紀聞」としてまとめた、と云われています。 ところで当時(18世紀初)、お侍の新井白石とG/ジデッシどのようにして会話が成立したのか、興味深いものがあります。
この複製画の出来栄えは素晴らしく、マリア様の表情には気品が満ちて居りました。私は、カン違いをしていました。「親指のマリア様」は親指ほどの大きさに描かれたものを指しているのかと勝手に想像していました。
しかし、今日みた複製画は長さ30CM×25CM位のしっかりした額に収まった油絵のようにも見えました。※写真ご参照ください。
注意してみますとマリア様の衣裳から、小さな親指が出ていたのを発見しました!成程、そうかと合点がゆきました。散歩の楽しさを存分に満喫できた午後のひと時でした。
バンキ・ベッキ通り
歳末の通りの飾りつけが出来たばかり
に見かけました!お天気は良かったのですが
赤と白のアンブレラが綺麗に花のように!
ジュリア通り
ローマの通りの中で好きな通りのひとつです
ファルネーゼ宮殿の後ろにあります
親指のアリア様
中央に親指が、見えますでしょうか?
偶然の出会いに感謝します!
そして、勿論Hさんのお薦めにも。
散策は ゆっくり素直に 急がずに
旧市街 歴史漂う 散歩道
元鷹
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