後編
実は、調べてみますと意外なことにバレンタイン司教が実在していたのか、否かまで話しが飛び出す始末で、何処からどのようにお話しを進めて良いものやら、まるで迷路に入ったようで正直困惑してしまいます。
日本で最初に”サン・バレンタイン・デイ”の広告をしたのは、昭和11年に
神戸のモロゾフという洋菓子メーカーだったそうです。また昭和33年にはメリーチョコレートが新宿伊勢丹にて販売を行った、ということであります。
〔日本を楽しむ年中行事/かんき出版P.33~34参照〕
さて、テルニの守護聖人サン・バレンティーノは、愛を紡ぐ聖人として世界にその名を馳せているわけですが、今一つ何故故に今日のように広がって親しまれているのか、世界的文化的習慣現象?に興味があります。
教会のあるテルニの近く、ローマでは、私の周囲だけの狭い範囲でしかございませんが、この時期日本風のマスコミのPRは少なく、個人レベルでは比較的地味な?プレゼントの交換、お食事会開催などが想定されます。
さて、バレンティーノ司教は、97歳の時に殉教したとなっておりますが、
しかし、97歳の司教を殉教させたということには疑問が残ります。
また、1800年前の3世紀に97歳という超高齢者だったということは、驚きであり、信じ難いものがあります。いずれも勝手な想いではありますが。
サン・バレンタイン・デイのこの時期には、このようなことを考えてしまう訳ですが、近くにこれらの疑問に答えてくれるち知人も図書もないことから、暫くの間、これからも折に触れて調べてみるほかはないか、と思っております。
蛇足ながら、”真実の口”のある教会サンタ・マリア・イン・コメディン〔ローマ〕にサン・バレンタインの聖遺物〔頭蓋骨?〕が残されている、と伝える情報もあります。真に不思議ではありますが・・・?
読者の皆さんに於かれましては、今年の”サン・バレンタイン・デイ”は、どのような日をお迎えになられたのでしょうか?
贈る側も贈られる側も笑顔で心の通じたコミュニケーションが捗れるものであれば最高ですね。マスコミやプロパガンダなどに煽られずに、自分なりの「サン・バレンタイン・デイ」を持ちたいと願うものであります。
いつもの”ダニーノ”お菓子屋さんから
”CUORE”(ハート)をお贈りします。
バレンタイン 君のハートを TANT*OCURE
元鷹
0 件のコメント:
コメントを投稿