昨日は、二十四節季の立春の日でした。ローマは、毎日のように小雨が降っております。雷や雹(ひょう)を伴う日もあったりして、会話の中では
「ブルット・テンポ!」《酷い天気だ》などと言って、挨拶を交わす日々です。
きのうは小雨にも関わらず遠出をしました。
ローマから、ほぼ80km北北東に在るウンブリア州の町「テルニ」へ出掛けて参りました。《TERNI》
目的は、二十年ぶりにこの町の守護聖人ST.VALENTINO(サン・バレンティーノ)が祀られているサン・バレンティーノ教会を訪れることでした。
今回は先んじて同じテルニの町にある有名な「マルメーラの滝」についてお話しを申し上げたいと思います。”サン・バレンタイン・デイ”までには、まだ日数が残されていますから。
教会を見学した後、再度テルニ駅に戻りました。13:05発のNO.7の
バスが、「マルメーラの滝」方面に行くことを確認して、30分余の待ち時間をちかまの散歩とバールでの時間に当ててみました。
出発後30分程掛かったでしょうか?市内から約7kmとのことでしたが、バスは山奥へドンドン進んできたように思われました。
車内のイタリア人女性に「次が降りるところですよ!」と親切な言葉を掛けて貰えたので、無事に目的地に到着することが出来ました。
降りてみると遥かかなたに滝が姿を現しているのを見て感激しました。
入口とおぼしき処から、綺麗に整備された歩道を進むと滝が全景を現わしてくれました。
20年前にもこの辺りに来ていたことを懐かしく想いながら、ただただカメラを滝の姿に向けてシャッターを押すことに夢中になってしまいました。
滝は、三段クッションと言っても良いかも知れませんが、段々畑を大きくしたかのように一段ずつ滝は分れて下方に勢いを増して流れています。
ところで公園入口には、係員が居らずそのまま入場してしまったのですが、チケットを購入してから入ることを出口側の係の人から注意される始末。滝を見て気を取られ、チケット購入を考えることもありませんでした。
このシーズンは、入場口に係員は居ないそうで、入場口から少し戻った場所で最初にチケットを購入しなくてはなりません。私は出口の係員に約束したように見学後、センターに伺い支払い《3€》を済ませました。
さて、ここの滝の雄姿は、下に掲げた写真をご覧頂けば一目瞭然です。
パンフレットによれば、昔、ハンス・C・アンデルセンやL・バイロンらが訪ねて感動した記録を伝えています。
また、トップから滝壺《川へ通じて居る》までの長さは、165Mあるそうで、何でもヨーロッパで一番長い滝だそうであります。《3クッションです》
ローマから電車で50分ほどでテルニへ。
サン・バレンタイン教会、マルモーレの滝などで有名です。
テルニのマルモーレの滝 最上層
滝壺まで165mもあるそうです。
轟音に マルモーレの滝 テルニかな
元鷹