もう一週間程前に日本人女性のおふたかたから、メモを見せられて道を
聞かれた。幸いにもそのメモには、地図が書かれていたので何とか説明することが出来ました。行き先は、最近日本のTVで放映されたレストラン
であるとのこと。カラボナーラを食べてみたい、とおっしゃって。
そのレストランがあるところは、ローマ唯一の百貨店であります
「LA RINASCENTE」のフィウーメ広場に近い処にあり、私にとっては馴染のある地域です。
それでは野次馬根性を発揮しなくては、と「カルボナーラ」試食会へ出掛けてみました。その顛末をご案内致しましょう!
ラスト・オーダーが近くなった14:30ころ、私はそのレストランへ滑り込むことが出来ました。レストランは、想像していたほど大きいスペースでは無かった。食事をとっておられたお客様は、確か4組ほどでした。
中壁に仕切られて、大まかにふたつのスペースに分かれていたが、私は
カメリエレの薦めもあって、奥の方の二人掛けテーブルに席を取ることにした。確か、「キッチンが見えますよ!」と案内がてらに説明して貰った。
ナルホド!ローマのレストランも随分食べ歩きしましたが、このような仕掛けを持ったレストランは初めてだったので、良い席を案内してくれたことに
気持ち良く、嬉しくなっていた。
インテリアの印象ですが、至ってプレインです。黒を基調に一切の余計なものを取り除いた、云わば「味で勝負します!」宣言をしているようにも思えないことはありません。ただ、3連の白ランの鉢は蛇足のように思えた。
さて、肝心のキッチンの動きですが、食事に独りで居る訳ですから、シェフらのしごとぶりを見詰めながら、時間を過ごすこともあながち悪くありませんでした。興味津津と、言ってもよい程です。
シェフと思しき女性をはじめユニフォーム着用した5人が、キッチンを舞台に出たり入ったり、或は中央のテーブルをぐるっと回ったり忙しい様子を伺えるわけです。ウッ~!これは、アドリブ「キッチン劇場」なのでは?
注文品は、アンチパスチ:蛸とポテトのサラダ、プリモピアット:ラ・カルボナーラ、ワイン:北イタリアのワインをグラスワイン、と云った次第。
盛付も味も堪能しました。目玉の”ラ・カルボナーラ”は、超・アルデンテで
黒コショウもチーズも味わい深い印象に残る味でした。
会計時に質問をしてみました。お店の名前は、なぜ「MARZAPANE」なのですか?と。曰く、オーナーがシチリア人で、マルザパーネ《マジパン》が好きなんでしょう、と。
成程,そういえば、シチリア島ではマジパンをパスチチェリア、バールなどでも何度も見かけたことを想いだしました。シチリアの名物菓子です。
レストラン情報:
MARZAPANE roma
via velletri,39
tel.++39-06-6478-1692
info@marzapaneroma.com
www.marzapaneroma.com
ローマのレストランで初めてみかけた
キッチンを窓越しに見ながら楽しめる
綺麗に並べられたイタリアワイン
100本以上もありそうです。
ラ・カルボナーラ
チーズ・黒コショウが効いています。
オシャレな盛付、超・アルデンテ仕上げ。
マルザパーネ 創る人たち ガラス戸に
元鷹
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