昨日2月27日〔木〕のローマ歌劇場は、興奮の渦で湧きあがった!
それもそのはず、世界のソプラノ、アンナ・ネトレブコが遂に「Manon Lescaut」ステージの初日に登ったのですから。
実は、開催が危ぶまれる問題が1週間前の新聞にスクープされたのでした。ローマ市長が、歌劇場への経営改善へ乗り出して構造改革をする矢先に劇場所属オーケストラ・メンバーの一部が猛反対の対決姿勢を見せたからだそうです。
このニュースにはオペラ・ファンのみならず藝術監督を任された指揮者の
R/ムーティや出演者並びに舞台関係者全員が、肝を冷やした問題でした。
しかし、どのような解決策が為されたかは不明ですが、27日午前8時30分ころ、歌劇場チケット販売責任者名でメールレターが届きました。
年間会員各位
拝啓 今夕に予定されておりました舞台上演の「Manon Lescaut」は、実施される
運びとなりましたこと嬉しくご案内申し上げます。
尚、ご迷惑をお掛けしましたことお詫び申し上げます。
敬具
ローマ歌劇場 チケット販売責任者
ダニエラ パスクアリ
舞台は、期待通りのアンナ・ネトレブコの大熱唱が歌劇場の隅々まで響き渡り、観客席からは感動感激の大喝采が湧き起りました。
このあとのローマ歌劇場での「Manon Lescaut」上演は、3月2日、4日、6日、8日の4回となりますが、4日と8日のマノン役は、アンナ・ネトレブコに代わって、セレーナ・ファルノッキアが演じます。
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