"Largo di Torre Argentina"へ出掛けて参りました。
市営バス(NO60、64など)の主軸路線であるコルソ・ヴィットリア・エマヌエルに沿ったゾーンに位置する「トッレ・アルジェンティーナ広場」は、
はやりローマ観光のスポットのひとつです。
しかし、意外と知られていないことには、この場所こそ今から2058年前の3月15日、ジュリアス・シーザーことガイウス・ユリウス・カエサル(独裁官)が、キャシアス、ブルータスらによって暗殺されたところだったのです。
正直な話、いつも路線バスでここを通りながらも、この広場の遺跡では
一体何が発掘されたのだろうか?と疑問を持たないままに相当の年数を経てきたことに、我ながら物事への突っ込みの甘さを反省しています。
ところで、この遺跡の説明看板を読む限りでは、ほぼ広場の中央部分で
暗殺事件が起こった事を伝えています。シーザーは、紀元前100年生まれで、暗殺されたのが紀元前44年だったそうですから、亨年56才ということになります。
広場には、エンタシスの残がいが無数に散らかっていますが、所々にクロネコや三毛猫が、日向ぼっこを楽しんでいるかのように悠悠と休んでいる
景色は、中々ユーモラスに感じて思わず頬が緩んでしまいます。
今日は、偶然にも命日の1日前でした。これも何かの因縁なのでしょうか?不思議な感じが致しました。
広場の周囲は観光本片手のツーリストが、記念写真を楽しいんでいましたが、すぐ横の通りには客を待つタクシーが並んでいる今日という現実の姿が、シーザー暗殺事件の地だった遺跡との不釣り合い具合が面白いと
感じられたのです。
トッレ・アルジェンティーナ広場
中央に見える松の木付近が、シーザー暗殺事件が
起った場所らしい。
4つの神殿の一つ Aと呼ばれている神殿です。
幹線道路側にあります。紀元前?世紀の神殿跡が
今日のローマと共存していることが歴史の不思議さを
味わせてくれるのです。
遺跡に残る神殿跡を示す説明看板です。
いにしえを 想い巡らせ カイサルを
元鷹
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