”ローマ観光ベスト10”というお勧めのスポットが存在すると今日ご紹介の
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の正面入り口ポーチ壁面に置かれた
”真実の口”(BOCCA DI VERITA)は、その何番目かに入選することは
堅いところではないでしょうか。私が、十数年ぶりにこの教会を訪ねたのは
まだ残暑が厳しい9月末日でしたが、世界から訪れた観光客がところ狭し
と列を作って、いや作らせられて楽しげにあこがれの真実の口との出逢い
を待っていました。勿論、私もその列の中に仲間入りでしたが、その数およ
そ60名くらいでした。さて、このヘンテコリン(?)な造形物の人気の理由
のひとつは、余りにも有名な映画「ローマの休日」の影響が挙げられます。
オードリー・ヘップバーンとグレコリーペックとの在り得ない、否、映画では
実際にとある王国の王女様と米国からローマに派遣された新聞記者との
ほのぼのとしたラブロマンスが、ローマの観光地を舞台に痛快にファンタ
ジックに繰り広げられたのです。そして、この”真実の口”での新聞記者役
ジョーとアン王女との名演技の成せる技とによって、観る者をまるでその
まわりに居合わせたかのような錯覚を呼び起こさせ、興奮させ、ホットさせ
たシーンが、このヘンテコリンなお顔を想い出させてくれるのであります。
9月27日夕方撮影しました。
近くで見ると不思議な感覚を呼び起こします。
食べ話し 真実の口 我持たん 元鷹
思えば教会にこのモチーフは、ユニークですね。
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