2015年3月23日月曜日

第331話 東日本大震災ローマ追悼式

ローマは、やっと”PRIMAVERA”[春]を迎えたかのような今日この頃となりました。それでも未だ油断は出来ません。温度の変化は、急速に変わることが常にあるからです。

ほぼ10日前の早朝〔午前6時ころ〕、陽が顔を出す前の時間でした。
ローマのカンピドリオ広場には、この時間には50名位の人達が既に集まっていたのです。

この日3月11日は、東日本大震災が発生して4年目の日でした。
主催者の「ローマから東北を応援する会」が、オーガナイズした追悼式の
会場が、ここカンピドリオ広場だったのです。

日本と同じ時間に黙とうを捧げるためにこの日は、午前6時から式は開始されたのでした。未だ辺りは暗く肌寒さを感じる時間帯でしたが、会場の
カンピドリオ広場には、続々と賛同者が集まってざわついて来ました。

ローマ市長イニャツィオ・マリーノ氏、在イタリア共和国日本全権大使梅本
和義氏ほか、多くの参加者によって追悼式は、厳かに始まったのでした。

スピーチもそれ程長くなくて良かったのですが、ローマらしくと言いますか、合唱が組み込まれていたので、会場を清々しく盛り上げてくれました。

合唱は、開会後直ぐにイタリア人コーラスにより、「さくらさくら」が歌われて
後半には、「花が咲く」が日本人、イタリア人合同で合唱され、その歌声が
カンピドリオ広場全体に響き渡りました。

そして、午前6時46分、司会の市川純さんから”1分間黙とう”の案内がありました。この時間には、会場辺りは陽射しが入って寒さも和らいで助かりました。

黙とうが終了しますと、先ほどのコーラスの皆さんによって、G/ヴェルディの「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」《ナブッコ》が合唱されました。

式典の最後には、参加者全員によって白い菊の献花が行われて、追悼の念を新たに致しました。

追悼式のプログラムですが、
横になったままでご免なさい!
 
朝6時 追悼式は 日本時間に
                    元鷹



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