このオペラ作品は、舞台(3幕)が、現在でも全て観光名所に成っています。他の作品と違って、地の利が良いと言いますか、見慣れた景色が、イメージを湧かせてくれ、なんとなく近寄り易さが感じられます。
第1幕は、サンタンドレア・デッラ・バッレ教会、第2幕は、ファルネーゼ宮、そして第3幕は、サンタンジェロ城屋上が其々の舞台となっています。
ローマの観光に詳しい方であれば、舞台となったサイト(場所)は、懐かしく、かつ親しみを感じて頂けるものと思います。
”トスカ”は、ご存知のようにプッチーニの作品ですが、初演となったのは
このローマ歌劇場でした。 ※Giacomo Puccini 1858-1924 ルッカ生まれ
当時は、コスタンツィ劇場と呼ばれていましたが。1900年1月14日、ここローマの劇場にて初演が行われたのでした。
今回の「見所」と言いますと、いつもの音楽仲間からの情報によりますと舞台美術≪大道具≫が当時初演(215年前の初演)と同様のもので観られる、というものでした。
タイム・カプセルで時代を遡ったように、初演と同じような舞台を再現してくれて見せてくれるのは、中々素晴らしいアイデアだと感心しました。
数あるアートの中で、オペラは最大の総合芸術である、と言ったような称賛をしたことばを思い出しましたが、確かにオペラは色々な面から、心にやすらぎを与えてくれる生きたアートの代表格であることには間違いなさそうです。
ローマ歌劇場入口に貼られた
「TOSCA」のポスター
トスカ第1幕の舞台となった
サンタンドレア・デッラ・バッレ教会正面
3月13日(金)撮影
トスカ第2幕の舞台となった
ファルネーゼ宮殿の正面/現在は
フランス大使館として使われています。
3月13日(金)午後撮影
トスカなら 聴かせて欲しい 恋の歌
元鷹
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