2014年6月18日水曜日

第248話 ローマのカモメ

長い間に亘って疑問がそのまま解けずにいることは、多少なりともストレスになります。第248話は、ローマに住んでこの方、市内で毎日見かける白い鳥(鴎)のお話です。

ローマにお越しになられた方であれば、滞在中になん度かこの白い大型の鳥/セグロカモメの姿を見かけた記憶が蘇ることかと思われます。

先ず持って、私の疑問とは?整理してみたいと思います。
鴎(セグロカモメ・gabbiano/ガッビアーノ)は、海に近い岩場をその生活の
営みとする鳥であり、海上を雄飛しては魚を餌とするもの、と頭の中にインプットされて居る私には、ローマ市内に生きる鴎群(実際には群れて居ないのですが)は一体なぜ此処かしこで見かけるのだろうか?と言うことです。

この話(疑問?)を知人にすると決まって、同感の返答をすぐさま頂くのですが、さてその先のなぜ市内を生活の場としているのかは判りません。

確実な記憶ではありませんが、1992年夏~1998年春に駐在した際には、このようなシーン《市内を飛び回る鴎の存在》の記憶は想い出さません。見かけなかった、と言っても良いのかも知れませんが、記憶は往々に間違いが多いのですから、断定は出来ません。

テヴェレ川で、ボルゲーゼ公園で、500人広場で、市内に散らばる遺跡の広場で、そして人が多く住むアパートの近くで、ある時は空高く悠々と翼を広げ、ある時は、川面や路上を低空飛行ですばやく飛び交う姿を見ることができます。

最近気になりますことは、路上に置かれた〔生〕ゴミのビニール袋を嘴で破り、餌探しをしている姿を見かけることが多くなったことです。

その姿は、烏〔コクマルガラス/頭部・胸部がグレイ〕を想い興させてしまいます。カモメとカラスとが、縄張り争いをしているような場面を見かけることも多くなりました。

ローマのカモメの生態について、詳しく知る人を探している今日この頃であります。町に住む、いや生きるようになったカモメに直接聞く事が出来れば一番なのですが?

  割りに人懐こいようで近くまで寄っても
            驚きません。カラスよりふたまわり位の
            体の大きさを感じます。
          
            
 カモメの黄色い水掻きを撮影しました!
            お食事中、失礼します!!街角にあるゴミ袋
            を物色するカモメの姿を良く見かけるように
            なりました。

            
            教えてよ ローマのカモメ なぜ町に
                                  元鷹





1 件のコメント:

  1. NHkの「ダーウィンが来た」で取り上げていました。地中海の温度上昇でイワシなどが少なくなったからだそうです。

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