2014年1月2日木曜日

第213話 新年雑感

皆様、新年明けましておめでとうございます。

今年は、干支は「馬」ですから元気に軽快にギャロップ出来ます様に
祈りたいと思います。

大晦日夜から新年にかけてローマ市内および郊外では、恒例の打ち上げ花火で新年を迎えました。鎧戸を開けて寒空を見上げますと四方八方から大小の花火が打ち上げられて止むことを知りませんでした。

さて新年元旦の朝は、お屠蘇を戴き、お雑煮を作ってお正月を祝いました。雑煮のダシは、日本から送って貰った「白だし」と「つゆ出しの素」で仕上げました。どちらも「ニンベン」の商品です。

日本の味「ニンベン」はご存じのように日本橋室町にお店がございます。

三越日本橋本店と同じ伊勢から江戸へ出てきた商人だと聞いています。日本橋界隈には、何故か伊勢近江出身の大店が今でも息づいております。因みに松尾芭蕉も俳諧の出発は、日本橋から始まったとのことです。

お雑煮は、桃屋のザーサイとメンマをつまみに美味しく頂きました。
やっぱりお正月は、お餅がいいですね。

小さな食卓のあるリビングでの新春のBGMには、FRANZ LISZTの
Anne'es de pe'lernage (巡礼の年)Lazar Berman からItalie(2)を選んで
みました。

新年の空気を室内へ入れるために、テラスの鎧戸とガラスドアを開ければ、空が青く清々しい空気が漲っていました。

そうだお正月の記念にと写真を持ち出して、空を見上げますとかつて見たことがないようなカタチの雲がポカポカと浮かんでいました。馬蹄型のようなカタチの雲が新年の空をデザインして、私の眼を驚かせてくれました。


                               元旦の朝 見たこともない変った雲を捉えました。

             
           

 
おみそかの夜 ローマは華火で飾られた。
 
 


          ふと仰ぐ 馬蹄型雲 初空に    元鷹

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