先週は特に寒い日が続き、24日〔金〕の強風、25日〔土〕にはコートが
要るほどの寒さでした。新たに「MAGGIO PAZZO」〔5月の気まぐれ天気〕とでも表現したものか、と首をひねった次第です。※実際には、このようには言われておりません。念の為。
そんな小雨、強風に負けず可憐にひっそりと花を咲かせているスポットを発見して、ちょっとうれしくなりました。
Terme di Diocleziano《テルメ・ディ・ディオクレツィアーノ》/テルメ・ディ・ディオクレツィアーノ浴場跡を寸断(と言いきって良いものか否か)して走る通り、即ちVIA CERNAIA は、ほぼ共和国広場に面した教会サンタ・マリア・デッリ・アンジェリの左肩から、北東に行き交う道路です。
元々テルメ跡であったところを走るこのVIA CERNAIAは、何時頃作られたものか不明ですが、おもいきったものだ、と感心してしまう。
ここをほぼ毎日のように歩くのですが、その日に限って可憐な花が眼に映って、浴場跡の片隅に咲く草花が、妙にその場にマッチして不思議な気がしてしまいました。
因みにこのテルメ・ディ・ディオクレツィアーノは、古代公衆浴場最大のもので、3000人が入場できたといいます。片や夏に屋外オペラが毎年開催されるので有名なカラカラ浴場は、1600人を収容できた、といわれて
います。
古代ローマ人は、コロッセオに遊び、公衆浴場で汗を流しては、互いのコミュニケーションを楽しんだのでしょうか?
古代ローマ最大の規模を誇ったディオクレツィアーノ
浴場跡にミケランジェロが設計したと云われるサンタ・
マリア・デッリ・アンジェリ教会の左側面です。
VIA CERNAIAにて撮影。≪5/21≫
強い風にもケシに、否もとい、柳にカゼ
とばかりにしなやかにそよいでいました。
VIA CERNAIA 通りの右側の建物に
埋め込まれている道路標
赤き色 古代の風呂の 偲び草 元鷹
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