ローマの秋空は、夏の群青から淡い水色に変わっています。
つい先日、知人からクィリナーレ宮殿に近いスクデリエ・デル・クィリナーレ(美術館)で
「フィリッピーノ・リッピとサンドロ・ボッチチェッリ」展が、開催(10/5~’12/01/15)
されていることを知らせられ、今日8日午後に出掛けてみました。
小高い丘にあるクィリナーレ宮殿は、15年ぶりの訪問です。
建物トップには、イタリアの3色(緑・白・赤)国旗が青空を額縁にして、大きく棚引いていました。
宮殿の広場には、オベリスク、大噴水、そして見事と言うほか言葉が見つからないような
裸の青年像と馬の彫刻が、聳えていました。ぐるっとひと回りして、反対側にある美術館
へ入りました。ゆっくりと鑑賞が終わって外に出て見れば(入口とは違う)、坂道に続き、そのまま
5分ほど歩いてみると、人混みの中へ自然と入ってしまいました。細い道を抜けるとなんと
”トレビの泉”が眼前に現れました。ローマは、「遺跡ばかり」と言うことを再度実感しました。
(左上)会場入口にて頂いたリーフレット (中央)チケット半券
(右)知人から頂いたパンフレット
クィリナーレ 堂々ひらく 三色旗 元鷹
、
「遺跡ばかり」で「美術館ばかり」ですね。Museoと名の付く所はそう多くなくても、もともと教会や宮殿のように美術館として建てられたのではない建物を、赴きあるGalleriaとして利用していることがよくありますよね。Scuderie di Quirinaleもその名からは驚きですが、そんな建物の一つでしょうか。最高の美を展示するに値する建造物がわんさかある街なのでしょうね。
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